子どもの代まで快適に暮らせる、理想を込めた新しい家。

都心に流れる大通りから数分の場所に位置する住宅街。
30年前、そんな利便性の高い土地にマイホームを建てたというI様ご夫婦。
その後、二分割されていた土地を買い足し、増築を行ったと言います。
しかし、できあがった家は、排水が悪い上に、室内が年中寒いという欠点が。
そのため、奥様は「リフォームしたい」という想いをずっと胸の中に持ち続けていらっしゃいました。
「そんなとき、友だちから『ちょっと予算を足すだけで建て替えられるよ』と聞いたんです。
『いつか子どもにこの家を渡したい」という想いもありましたし、10年ほど前から建て替えのことを真剣に考えるようになりました』

家の建て替えは決めたものの、工務店選びに関しては慎重になったと言います。
「工務店さんに話を聞きに行ったことは、以前もありました。でも、たまたま押しの強い営業の方に当たってしまったことがあって。
その時、やりとりをしているだけで気持ちが参ってしまったんです」

とはいえ、お子様が成長していくにつれ、建て替えも本格的に考えなければいけません。
そんな時に、奥様がご近所で偶然に見つけたのが、小河原建設。
「そもそも、私たちには地域に密着している工務店にお願いしたいという気持ちがあって、
散歩をしながらよく近所の工務店さんをチェックしていたんです。
その中でも、小河原建設さんはいつも外観をきれいにされているという印象がありました。
実際、『建て替えか、リフォームか』を相談するために会社に伺ったときも、本当にすみずみまで整理整頓されていて……。
お話も親身になって聞いてくださいましたし、その様子を見て、『この会社ならぜひお願いしたい』と思ったんです」

その後、本格的に建て替えに向けた調査を実施されたというI様ご夫婦。
最初の1年はお子様の受験と時期が重なったこともあり、建て替えに関するミーティングに時間をかけたと旦那様は言います。
「私たちは素人なので、思いついたままにいろいろ注文してしまうんですが、
その話を全部聞いていただき、よくない部分は理由をしっかり説明していただいて。

ミーティング内容をまとめた議事録も毎月いただいたんですが、それは本当に助かりました。
決定事項をわかりやすくまとめていただいていたので、変更があったときも以前の内容をすぐに振り返ることができました。
家づくりの記録がつまったこの議事録は、今では私たちの宝物ですよ（笑）」

一方、奥様が心強く感じたのは、途中から女性スタッフがミーティングに加わったこと。
「家づくりの話になると、どうしても男性ばかりが意見を出しがちです。
でも、実際に家で長い時間を過ごすのは、女性だったりしますよね。
そのため、女性目線の意見をしっかりフォローしてもらえたのはとてもうれしかったです。

また、設計士が最初から対応してくれたことにも好感があったというI様ご夫婦。
「営業の方を挟んでしまうと、違う考えが混じってしまうことがありますよね。
でも、今回はダイレクトに私たちの要望を設計士さんに反映してもらえた感じがしました」
旦那様のお話に、奥様も大きく頷きます。
「それに、設計士の方は私たちと同世代で、生活の価値観も似ている方でした。
そのため、日常生活を過ごす上での使い勝手についてもしっかりと考えてくださるので、要望はとても伝えやすかったと思いますね」

I様ご夫婦が家づくりで特にこだわったのが、メンテナンスがしやすいということ。
奥様はこのようにお話を続けます。
「『家事の負担をできるだけ抑えたい』ということがあったので、その点はいくつも相談をさせていただきましたね。
例えば、ベランダを取り付けない。前の家にはあったんですが、洗濯物は外干しをしなかったこともあり、
実際のところあまり活用していなかったんです。なのに、お掃除をするとなると、すごく大変で……。
そこで、思い切ってベランダは設置しないことにしました。
食洗機も同様です。前の家では取り付けていたんですが、お手入れが難しくて、結局あまり使っていませんでしたから」
とおっしゃる奥様。

年中メンテナンスをしなくてはいけないし、毎日の掃除も欠かせません。
それを踏まえて、「自分が年齢を重ねた時でも、楽に日常生活を過ごせる家にしたい」という想いがあったと言います。
「そもそも、私たちが考えていた家のイメージは、明るく快適な住まい、3人がずっと暮らせる家、帰ってきた時にほっとできる空間、
ということでしたからね」と旦那様もお話を続けます。
「一番はじめに、その内容を元にラフを描いてもらいましたが、
できあがった家を見てみるとその時の私たちの要望がすべて詰まっている感じがしました。
1年3か月住んでいますが、ストレスを感じることはまったくありませんよ」

そんなI様ご夫婦の理想がつまった新しい家。
お二人に「お気に入りのポイント」をお伺いすると、旦那様から真っ先にあがったのが、階段スペースです。
「階段の一部がリビングに向けて4段ほど迫り出しているんですが、
設計士の方からは『この部分は家具として見てください』と言われています。
このスペースというのが、本当に居心地がよくて。
ここに座りながらリビングにいる家族と話をしたりして、私のお気に入りになっていますね」

一方、奥様のお気に入りは、家の至るところにある細部のつくり込み。
「つくり付けの棚やコート掛けの細工などは、大工さんの技術が詰まっている感じがして、お気に入りですね。
毎日目にするたびに、『やっぱり素敵だな』ってしみじみ思っていますから（笑）」

新しく生まれ変わった、I様ご夫婦のマイホーム。
「いつか子どもにこの家を譲るタイミングが来る時までは、きれいにメンテナンスを続けて大切にしていきたいです」と旦那様。
お二人がお話する将来の家に対する想いの中に、家族3人のあたたかな日々の暮らしを感じました。