日本最初の超高層ビル
みなさん、こんにちは。
中野区工務店 小河原建設 住宅事業部 設計の松永です。
いかがお過ごしでしょうか。
本日は、建築に纏わる豆知識についてお話したいと思います。
みなさん、日本最初の超高層ビルはご存知ですか。
(写真:BELCA賞HP)
霞ヶ関ビルディングです。
私の親も、幼い頃、霞ヶ関ビルディングを見に行ったと言っていました。
しかし、一方で、霞ヶ関ビルディングとは別に日本初の超高層ビルになるはずだった建物がありました。
それは…
東京海上ビルディング本館です。
日本最初の超高層ビルになる予定でした。
しかし、計画地がお堀端であり、超高層ビルを建てることへの抵抗から美観論争など紛争が起きました。
当初は高さ130mで計画されていましたが、竣工は約100mとなりました。
現在は解体工事が進められ、2028年度竣工予定です。
先日、近くを通った際に写真を撮りました。
写真奥、クレーンの乗ったビルが東京海上ビルディング本館です。
竣工が待ち遠しいですね。
エッグペイント
中野区小河原建設の石田と申します。
今回は自然素材の塗料、日本エムテクスさんのエッグペイントをご紹介致します。
こちらは「卵の力」に注力した商品で、卵の殻に珪藻土を加えた機能性塗料となります。
卵の殻は多孔質(約94%が炭酸カルシウム、厚さ0.26~0.38)で、小さな気孔が卵1個の中にたくさんあります。
この気孔からひよこの呼吸に必要な酸素を送り込み、中で発生した炭酸ガスを排出するというガス交換を行っていて、
この「生命を生かす力」に注目した製品ということです。
ひよこをイメージするとなんとも可愛らしく思われますが、製造過程にアイディアが詰め込まれています。
その製造過程ですが、マヨネーズ等で使われる卵の要らなくなった殻を使い、その殻の特性を生かした再資源製品となります。
破棄される殻はとてつもない量で、お金をかけて処分されるそうです。
破棄せずに捨てる殻をリュースすることで、資源を繋いでいく資源循環型社会の一歩と考えられていらしゃいます。
信念をもった、もの造りをされているメーカーさんの商品に注目をしています。
カラーですが、癒しの色、優しく温かい色合いで揃えられています。
上からホワイト、エクリュ、パールグレイ、モルタルグレイとなります。
画像ではわかりづらいのですが、とても綺麗なお色です。個人的にはエクリュとパールグレイがお薦めです。
エコで綺麗な塗料、エッグペイント。こちらも弊社モデルハウスに採用しております。ぜひ見にいらして下さい!
木造と防火 地域による制限
こんにちは。中野区の工務店、小河原建設の谷内です。
今回は都市部で求められる木造の防耐火性能についてお話したいと思います。
市街地のおける火災の危険を防ぐために、都市計画によって、地域を限って『防火地域』や『準防火地域』が指定されています。
建築基準法では、これらの地域区分に応じた階数や規模を定め、建物物の構造を制限しています。又、その他に、特定行政庁(市町村に建築主事のいる市町村長、いない場合は都道府県知事)が、屋根の火の粉による延焼を防止するために『22条区域』を指定しています。
防火地域
都市機能が集中している地域で、都市の中心市街地や幹線道路沿いの商業・業務地域等が該当します。
大規模な建築物や不特定多数の人が利用する建築物では火災が発生した場合、人命への危険性や周辺へ被害が広がる可能性が高くなるため、火災で建物が倒壊しないように基準が定められています。最も基準が厳しい地域です。
準防火地域
防火地域の周辺の商業地域や業務地区および居住地区など
東京23区の住宅地はほぼこの地域に該当します。
22条区域
防火・準防火地域以外の市街地の区域など
火の粉による延焼を防止するため、『屋根不燃』と『外壁の延焼の恐れのある部分を準防火性能とすること』が求められます。
皆様のお住まいの地域はどこに該当しますでしょうか?
地域を知り、自身が住まうエリアがなんの地域でどのような性能を必要とするか、これを知ることで、都市部の木造建築の可能性が広がってくると思います。
私も防火に関する知識を深めて、都心部に建つ木造建築物に貢献していきたいと改めた感じた次第です。
夏の熱こもり
小河原建設 住宅事業部の佐藤です。
牧場の一角
こんにちは。中野区工務店 小河原建設 住宅事業部 設計の松永です。
いかがお過ごしでしょうか。
私は、広島県に親戚が住んでおり、親戚のもとを訪れる際、よく訪れる牧場があります。
この牧場の一角に、写真のような小さな建物がありますが、これは何で作られているか、お分かりになりますでしょうか。
これは、土嚢袋に土を入れ、それを積み上げ作られるアースバック工法という方法で建てられたそうです。
中に入ると、壁面にワインのボトルが埋め込まれている場所があり、ステンドグラスのように光を通していました。
この工法はイランの建築家の方が考案されたそうです。世界に目を向けると、面白い建築が色々ありそうです。
(写真:上ノ原牧場 カドーレ HPより)
左官材 ビオセラ
中野区の小河原建設 石田です。
自然素材のひとつ、高千穂シラスの内装左官材「ビオセラ」をご紹介致します。
こちらの製品は、火山灰シラスが原材料の100%自然素材のものとなります。
いわゆる化学物質0となります。安心できますね。
自然素材の風合いや色合いが楽しめ、この仕上げで囲まれた部屋に居ると
包まれたような温もりのようなものを感じます。
消臭機能や調湿機能もありますので、余計にそう感じるのかもしれません。
又、シラス成分中の酸化還元反応により、悪臭や有害物質が軽減されるそうです。
つまり空気清浄機の役割となります。
天然の空気清浄機なんて嬉しい限りです!
色合いのご紹介です。
カラーバリエーションは5色、展開されております。
いかがでしょうか! どれも柔らかい風合いのものですね。
高千穂シラスさんが、自然界に存在し人間が本能的に美しいと感じる色、インテリアに合う色を開発し、つくられました。
左官材特有の仕上げも面白いものです。
以前にご紹介させて頂きました、シラス外壁材「そとん壁」同様、塗り方によって違う表情が出てくるのも面白いものです。
左上から横に順番に「やまなみ仕上げ」「なで切り仕上げ」「ソフトヘアライン仕上げ」「コテランダム仕上げ」「アラバケ引きヘッドカット仕上げ」となります。
お部屋のイメージに合わせ、アクセント感覚で選んでも良いと思います。
自然素材を十分に感じられる、そして壁紙には無い風合いをぜひお楽しみ下さい(^^)/
キッズフェスタ開催
こんばんは。
中野区の工務店、小河原建設の谷内です。
4/15(土)、4/16(日)の2日間、TRC東京流通センターにて、『キッズフェスタ2023』が開催されます。
子どもの福祉用具展という事で、障害を持つお子様や、そのご家族様のお役立ちになる商品の展示会となります。
車椅子、バギー、座位・立位の保持具、階段昇降機、スロープ、移動用具等、日常の生活の支えとなるものを、実際体験しながら見る事ができるとても貴重なイベントです。
毎年、関東近郊のお客様に見に来ていただき、にぎわっておりますので、今年も沢山のお客様にご参加いただけるのではないかと思われます。
弊社が加盟してる、『NPO法人 ケアリフォームシステム研究会(以下CRS)』も今回のイベントに参加し、障害をお持ちの方、又、介助するご家族様に対する住宅改修のアドバイスを行います。
CRSに加盟する工務店が今までに施工した、事例を通して、水廻り(トイレ・浴室)のリフォームであったり、外から室内までの間にある、さまざまな段差の解消の仕方、障害の程度にもよりますが、お子様の自立(律)を応援する改修や、介助するご家族様の負担を軽減する等、とても参考になるものを、お見せできる機会となります。
現在、お困りの方、又今後の参考にしたいという方は、是非遊びにきていただければと思います。
冬の窓はストーブ
レゴの家
こんにちは。中野区工務店 小河原建設 住宅事業部 設計の松永です。
突然ですが、みなさん、レゴで遊んだことはありますか。
私は、幼い頃、レゴで小さなお家を作るのが好きでした。
10年以上前のお話になりますが、イギリスで本物のレゴの家が作られたことがありました。
レンガを積み上げて家を作ることができるのなら、レゴでも本物の家を作れるのではないか、と考えたことが着想のきっかけです。
カラフルな外壁で350万個のレゴが使われました。
このレゴの家の建築には、設計事務所や、構造設計の方も関わっており、
34個のレゴを8層積み上げた枠状のものを基本単位として組み上げていきました。
実際にレゴを積んでいく作業にはボランティア2000人が参加。約6週間かけて作られました。
窓には、透明なレゴがはめ込まれ、光を部屋の内部まで取り込みます。
多くの方が関わり実現した、レゴの家ですが、現在はもう取り壊されてしまいました。
でも、このレゴの家を知ったとき、幼い頃の夢が実現したようで、何だか、嬉しい気持ちになりました。
レゴの家ではありませんが、建築の巨匠 ル・コルビジェやフランク・ロイド・ライト、ミース・ファンデル・ローエの作品もレゴになっています。
ご興味がある方はお作りになってみてください。
(写真・イメージ・参考:atelierone、Barnaby Gunning Studio Ltd. 世界のわくわく住宅)
そとん壁 かき落とし仕上げ
中野区の工務店、小河原建設の石田です。
本日は高千穂シラスさんのシラス外装材のそとん壁について書かせて頂きます。
シラスとは、2万5千年前の巨大な火山噴火によって、マグマが噴火と同時に冷やされて火砕流となり堆積したものです。
シラス外壁材・そとん壁は下塗り材(10mm)と上塗り材(8mm)の2層構造になっております。
下塗り材は超微細なシラス粒子で構成しております。
水蒸気の細かい粒子は通しますが、雨水の大きな粒子は通さないので、防水性に優れ、また調湿性もよいものとなっております。
自然界に存在する安全な素材であり、更にこの多孔質のシラスの成分により耐久性や断熱効果にも優れております。
カラーも10色、仕上げも7パターンありますので、自分好みの仕上げを楽しむことができます。
その仕上げのなかで「かき落とし仕上げ」というものがございます。
これは上塗り材が硬化する前にワイヤーブラシなどでかき落としていきます手法のことです。
弊社のモデルハウスもこのシラス外装材・そとん壁のかき落とし仕上げを採用しております。
上品さと色合い、そして趣があり、とても美しいです。
弊社モデルハウスです。
少しごつごつしている壁ですが、平面的でないので壁自体に奥行感と趣が出ています。
更に専用のブラシを使ってもう少し趣のある壁仕上げになる手法もあります。
こちらは一条波仕上げです。線をひいたような仕上げです。
これよりも更に太い仕上げパターンもあります。
こちらは三条大波仕上げです。
このような仕上げをすると、建物が豪華に見えてきます。施工も大変ですが!
その建物にあった仕上げを選んでいき、自分だけの家をつくっていけたら最高ですね。
外装仕上げもぜひ楽しんで選んでみて下さい。