日曜の朝に
おはようございます。
東京中野の小河原建設 住宅事業部 設計担当 高橋です。
本日も帰宅後くつろぎ前のブログでの登場です。
改めましてこんばんは。
今日も仕事の日曜日、打合せがありましたので・・・
寒いですがお花見兼ねてでしょうか街にはいつもの日曜日より賑やかな感じで・・・
さて今日は3月最後の日曜日・・・
あっという間にもう4月が間もなく・・・早すぎます・・・
暮らしのコラムやらなければ・・・
前回は建築面積(建ぺい率)延床面積(容積率)の話をしました。
今日はその延床面積の話をいたしましょう。
延床面積=建物の各階床面積の合計になるのですが、建築の世界では3つの延床面積を使い分けています。
①法定延床面積
②容積率対象床面積
③施工床面積
一つの建物でもこの3つの床面積が、数値は異なることのほうが普通でしょうか・・・

2025.3.30 延床面積
①法定延床面積:確認申請等に記載する延床面積。←小屋裏収納とバルコニーなどは算入しません
②容積率対象床面積:上記以外に屋内にある駐車スペースや備蓄倉庫など決められた範囲内で算入しないことができます。この面積を敷地面積で割った数値が容積率。
③施工床面積:上記で算入しなくてもよいところも実際は工事(施工)をします。その工事を手掛けるところの床面積。工事費を算出するときは、この床面積。
床面積と言っても各床面積があるので建築をする際にはご注意を!
ということで今日はこの辺で失礼いたします。
残りよい日曜日をお過ごしください。
日曜の朝に
おはようございます。
東京中野区の工務店:小河原建設 住宅事業部設計担当の高橋です。
今日は「建国記念の日」ということで、休日です。
自分も休日の火曜日ということで、一昨日の「日曜の朝に」とかその前の「日曜の朝に」も手を抜かせていただきましたので・・・
あと、まだ建築の話を今月は出来ていないので・・・
ということで休日にて担当者がいない本日「日曜の朝に」やらせていただきます。
先月1/13にしました敷地の話の続きのようなことを・・・
角地に立つ敷地でした・・・4方向から斜線制限が影響する敷地です。
その角地ですが当然角地道路斜線が2方向の道路からかかってきます。
そのために建ぺい率の角地緩和というものがあるのですが・・・
その前に建ぺい率?容積率?の説明を・・・まずはこちらを

2025.2.11建ぺい率とは?容積率とは?
敷地には建ぺい率50%容積率100%というような数字があります。
これはこの敷地に建築できる規模の制限を示しています。
この制限があるので住宅街の中には高層ビルが建っていないということになるです。
この数字、建築業界の人は、ほとんど知っていることなのですが、意外と全国民的には知られていないのでは?と感じます。
この上の図を見ながら、建ぺい率50%容積率100%という仮定した数字を見ると、
敷地に対して50%その倍100%が容積率ということは50%を重ねると総2階建て100%となるわけ←そう高い建物はできないことがわかるかと・・・
そこで角地緩和の話ですがこの建ぺい率50%容積率100%が、角地緩和で建ぺい率60%(+10%)容積率100%となるわけです。
ん!容積率は変わらないということは1階60%2階40%のようになることに・・・
これは道路斜線の影響を受ける敷地なので、道路際に建築物を建てると2階の道路際は低い天井高さになってしまします。
それを避けると2階は狭くなる、そこで代わり1階を広くできるようにしてあげましょうということなのです。
「緩和」とありますが決して有利になると言うわけではありませんので、その点はお気を付けください。
ということで今日はこの辺で失礼いたします。
よい休日をお過ごしください。
日曜の朝に
おはようございます。
東京中野区の工務店:小河原建設 住宅事業部設計担当の高橋です。
今日は一日遅れの登場です。
本日は成人の日ということで休日、時間的には午前中の登場です。
昨日は住まい塾などもあり、くつろぎ前の時間よりは建築の話もしないと・・・
そのようなことで「暮らしのコラム」として敷地の話の続きです。
12/29の時に斜線の影響の話をしました。
この時は東西南北きれいに揃った敷地の話でしたが・・・
実際はそのような敷地は希なこと、方角が振れているものがほとんど
その1例を説明したものがこちら

2025年1月13日敷地の話(メモの2025.1.14は誤記)
北側に掛かる斜線は真北方向に規制斜線が存在します。
土地の方角が振れていると敷地から見れば振れた斜線になりますので角度が大きくなる、ということは敷地境界から離れればより有利のいなるということになります。
北側からの斜線というのは、
建築基準法の北側斜線と、
都市計画法に基づいて各行政庁で定められている「高度地区斜線」(上記説明では高度斜線と表記しています)があります。
東京都では高度地区斜線の方が厳しいのです。
今回は戸建住宅建築の場合、敷地かかる斜線に関して説明しました。
と言うことで今日はこの辺で失礼いたします。
よい休日をお過ごしください。
日曜の朝に
おはようございます。
東京中野区の工務店:小河原建設住宅事業部設計担当の高橋です。
昨日から正月休暇に入りました、その二日目:日曜日、今年最後の「日曜の朝に」となります。
ということで休日の日曜日ですが、今はもう午後、午前中にお届けしたかったのですが・・・
家の用事でやることが年末は多い・・・その午後一息ついたところでのブログです。
今年最後の話題は先週に引き続き土地の話を・・・
まずはこちらを

2024.12.29道路の位置で斜線による建物の形は変わってきます
斜線の影響です、当然斜めに敷地に掛かりそのラインから建物は飛び出てはいけないことになります。
道路の位置によって同じ広さの土地でも形が変わるひとつの例です。
実際はきれいに東西南北揃った敷地は希ですので、少し土地が振れてしまうと高度斜線の影響を受ける方向がひとつ増えることもあります・・・
簡単な話ではありませんが上記の件、知識としては、お持ちになるのがよろしいかと・・・
ということで今日はこの辺で失礼いたします。
また来年も引き続き「日曜の朝に」宜しくお願い致します。
それではよいお年をお迎えください。
日曜の朝に
おはようございます。
東京中野区の工務店:小河原建設 住宅事業部設計担当の高橋です。
今日も改めましてのこんばんは・・・です。
打合せがありましたので仕事の日曜日でした。
その帰宅後くつろぎ前のひと時のブログです。
今日は建築の話を・・・
月に1回は建築の話を・・・ということで敷地の話をひとつ。
以前旗竿状敷地の話をしましたが、その続きと言いますか・・・
今日のお題は「同じ広さの敷地でも条件によってボリュームの差が出てくる」です。
それを簡単に図にしたのがこれ

2024.12.22同じ広さでもボリュームが変わるたとえ その1
間口狭く奥行のある土地、間口が広く奥行のない土地。
この二つ敷地面積は同じ、道路斜線・高度斜線も同じ条件です。
こちらで顕著なのが下の例、南から道路斜線、北から高度斜線の影響で、とんがり屋根になり3階を設けることが難しくなるところでしょうか・・・
ボリュームのことだけを考えると上の方が良いかと・・・
ただしこれは斜線による外枠のボリュームの話に限ってのこと
実際は周辺状況、敷地の個性による条件もありますので場合によって様々です。
今回は知識として、同じ面積の土地でも条件によって建物形状が変わってくるということです!
と言うことで今日はこの辺で失礼いたします。
残りよい日曜日をお過ごしください。
床材 コルク
小河原建設の石田です。
今回の暮しのコラムは「コルク」を題材にお話しをさせて頂きます。
コルクというと、ワインの栓を始めに思い浮かべるかもしれませんね。床材でしたら、柔らかい素材のもの、足の衝撃が少なくてすむ…という印象です。
コルクの生産は、地中海沿岸に生息している「コルク樫」の樹皮からつくられます。樹齢20年を過ぎた樫の木から、表面を剥がし、その皮を乾燥・加工します。
このように削りとるのですが、約10年程度でもとに戻り、樹齢としては約200年とのことです! 1本の木から15~20回採取でき、なんとも丈夫で頼れる木なのです。
主にポルトガルで生産されますが、採取するには決められた規則があり、法律で守られているそうです。資源保護という観点からも高い評価を受けております。
物をつくるのに木を切り倒すという作業ではなく、そのまま木を残し、自分で再生してくれるなんともエコロジーな植物です。環境にも良いですね。
コルクが衝撃を和らげてくれるのは、微細な気泡による弾力性があるためです。その弾力性を生かし、コルクタイル、コルクシートが床に使われます。又、防音材や断熱材として使われている商品もあります。
そして、身近なところでは掲示板です。いろいろなものを貼りたいけれど、壁はあまり傷つけたくない時によく使います。私もポストカードを沢山貼るのに使ってました。他にはコースターやコルクの玩具などもありますね!
コルクも使い方次第で、様々な場面に活躍できる素材の一つです。これからもっと、自然素材でエコロジーな、優しく強いコルクに注目していきたいと思いました。
卵の殻から‥
中野区の工務店、小河原建設の石田です。
以前にも卵の殻を利用して作られている、機能性塗料エッグペイントをご紹介させて頂きましたが、こちらの商品も同じく卵の殻をアップサイクルしたビニル床タイルになります。
東リさんから出ているものでして「バイオミックストーン」という商品です。ビニル床材はオフィスや店舗、時には住宅にも使われています。
卵の主成分がビニル床材の主原料として使用される「炭酸カルシウム」であることに注目され、バイオマス由来のタイルが誕生しました。
卵の殻そのものを意匠表現に生かしていて、白玉と赤玉の卵の殻が不規則に混ざり合っているというものです。
白と赤で、ほのかにどちらもピンクっぽい感じがしますか⁈
莫大な卵が日々消費されていて、その殻も莫大な量となります。
本来なら捨ててしまうものですが、捨てるには惜しい殻をアップサイクルし、商品となり、その結果環境にも役立ち、更にデザインも良いなんて素晴らしいですね。
それでは気になった柄をご紹介致します。
「コージーホワイト」 控えめな白ですが、柔らかく日差しを浴びて伸びをするような優しい色合いに感じます。
「タスクブラック」 こちらも控えめな黒という印象です。少し濃い色を貼りたい時には、抵抗なく貼れるように思います。かつ、お洒落な床に仕上がりそうです。
「フロンティアグレー」 波打っているように1枚1枚模様が違うようにも思え、印象深い柄だと思います。広い空間に貼ってみたいものです。
自然の風景のような独特の質感を表現されたということ。まさにその通りのデザインだと思います。
環境に考慮した注目の商品です(^^)/
再生材の壁紙
中野区の工務店、小河原建設の石田です。
内装材のメーカーであるリリカラさんの商品の一つ、個性豊かな壁紙をご紹介させて頂きます。
素材と製法にこだわり抜いた、高級感のある壁紙となります。
新商品ということもあり、私もまだ実際にはその良さを見てはいないのですが、SDGsを意識したこれからの時代の壁紙ではないかと思い題材に選んでみました。
こんな材料で出来ているのだ!と楽しみながらご覧になってください。
☆オーガンジーの小さな端材を再利用…LMT-16005
製品の製作過程で出た端材を再利用したものとなります。オーガンジーを重ねているので、独自の風合いが出ており、高級感が漂います。
ホテルのロビーやリビングのアクセントなどに使えたらと思います。これを貼れば他に装飾品は要らないかもしれません!
☆木紛を配合したもの…LMT-16011、LMT-16256
素材感がでるもの、立体感が感じられるものとなっており、貼ると包まれるような心地よさが感じられそうです。
色合いも温かみのあるものなので、木目の家具との相性も良さそうです。
☆コーヒーの搾りかすが入っている!…LMT-16009
アクセントにコーヒーの絞りかすを入れたというものです。
コーヒーを飲むと捨ててしまう絞りかすを、捨てずに柄のポイントとして壁紙に使用するなんて、コーヒー好きには嬉しいちょっとユニークな商品です。
コーヒー色というところでしょうか。
☆ペットボトルからリサイクルした壁紙…LMT-16001
飲み物のペットボトルからつくられたものに相応しい、綺麗なブルーの壁紙です。
緯糸にペットボトルのリサイクル糸を使用しているそうです。織物生地のようにも見えますね。
寝室などのリラックスできるような場所に使いたいものです。
☆和紙の壁紙…LMT-16158、LMT-16150
優れた調湿・保湿性といった天然素材ならではのメリットがあります。
不揃いに並んだ繊維が光を乱反射させ、やわらかい表情の明るさをもたらします。これは和紙壁紙の特徴でもあります。
光と同様に音も分散させる効果があるため、雑音を抑え、やわらかな音響環境も実現することができるとのことです。
こちらの和紙壁紙は、カジュアルな色合いが使いやすそうなものです。
今回ご紹介しましたものは、価格自体も高く、かつ施工も難易度が高いものとなります。
材料の素材感が出るものは、どうしても扱いにくくなるというデメリットがございます。
それでも他とは違う1点ものをぜひ使いたい!という方には、検討材料の一つとして加えて頂けたらと思います。
更に環境にやさしい、地球にやさしい商品を使っているんだという誇りを持つこともできますから!
リリカラさんのショールーム展示が始まったら、私も見に行って参ります。
ご興味のある方は、ぜひぜひご覧ください。
イカのトイレ
こんにちは。中野区工務店 小河原建設 住宅事業部 設計の松永です。いかがお過ごしでしょうか。
今回の暮らしのコラムも、以前に引き続き、渋谷区の公衆トイレのお話をさせて頂きます。
訪れたのは、JR恵比寿駅から3分程のところにある恵比寿東公園。タコの遊具が印象的な公園です。
この公園のトイレは、建築家の槇文彦さんが手掛けられました。幕張メッセや代官山にあるヒルサイドテラスなど設計された方です。
こちらのトイレは真ん中に木があり、その回りにトイレが配置され、幕のような屋根が掛かっています。
洗面台は、通常の高さで設置されているものと、低めに設置されているものがあり、お子様も使いやすそうです。
公園の遊具側には、ベンチが設けられており、一息つくことができます。
訪れた際、裏側から入ってしまったため、最初、どちらが女子トイレでどちらが男子トイレか分かりませんでしたが、心地のよいトイレでした。今まで渋谷区のトイレ3か所にお邪魔しましたが、私はこのトイレが一番好きでした。
このトイレ(「The Tokyo Toilet」恵比寿東公園トイレ)のHPを見ると、3Dのパースが見れます。よろしければ、ご覧になって下さい。
そして、弊社でも3Dのモデルハウスを公開しています。
https://www.ogawara.co.jp/lineup/
こちらも、ぜひ、ご覧になってください。
ヒノキ 桧・檜
中野区の工務店、小河原建設の石田です。
前回の私のコラムでは「杉」がテーマでしたので、今回は「桧」にしようと思いまとめてみました。
ヒノキ(桧・檜)は常緑針葉樹となります。これは、年間を通じて葉を一斉に落とす時期がない木で、基本的には針状の細長い葉、あるいは鱗状の葉を持つものです。
このような葉っぱです。比較するために杉の葉っぱというのはこちらです…
杉の葉っぱと比べるとヒノキの方がボッテリしていて、丸みを帯びているように見えます。
こちらの針葉樹とは、日光を求め上へ上へと高く伸び、他の木々と競争をしながら光を得て光合成を行い成長します。
そして葉が写真のように針状なので、もともと光合成ができる面積が少ないのが特徴です。ですが、葉の裏からの水分の蒸発が少なくてすむので、水やエネルギーを蓄え続けることができるそうです。なので、葉と落とさずに乾燥時期の冬を過ごすことが出来るとのことでした。
逆に落葉樹は、春に薄い葉を展開 し、素早く光合成を開始して秋には落葉します。葉を枯らし落とす事で、木の中に水を貯え冬に備えていきます。
こちらは落葉樹の葉っぱです。
光をたくさん浴びることができるように葉を広げていくのでしょうか。6月の新緑の季節は、落葉樹は生き生きと葉を広げて綺麗に大きくなっていきます。
このような森林の木々からは「フィトンチッド」という香りが漂い、私たちに癒しの効果を与えてくれます。ヒノキからもふんだんに香り、リラクゼーション効果を多く得られます。
実はこのフィトンチッドの香りというのは、木々が有害な微生物や昆虫から身を守るためにつくられた物質なのです。葉から放出されているそうです。
消臭・脱臭効果、殺菌・防腐効果もあるので、食品の鮮度を保つために私たち人間にも使われております。
例えば、おにぎりを木の皮で包んだり、ササの葉やシソの葉を使った笹団子や柏もちなどです。
食べると香りも漂い、さらに食欲がわくような効果もありますね!
ヒノキといえば構造材という印象もあるかと思いますが、なんといっても強度が抜群にあります。その特徴として、伐採してから200年間は少しづつ強くなっていき、その後、1000年かけて伐採当初の強度まで下がっていくそうです。約1200年後でも伐採時と同じ強度を保っているなんて驚きですね。
材木強度を示す指標の一つにヤング係数Eというものがあります。この値が大きい程、強度があるといえるもので、つまりたわみにくく、横架材に適していることになります。
一般的な杉はE70~100程度のものが多く、桧はE80~110程度となるそうです。強さは形状なども関係してくるので、これだけでは判断しにくいのですが、ヤング係数の数字上においてはヒノキ強し!といったところでしょうか。
だからヒノキは神社・仏閣によく使われるのですね。
最後に、日本三大美林の木曽ヒノキ、日本三大人工美林の尾鷲(おわせ)ヒノキのご紹介です。
木曾ヒノキ
尾鷲ヒノキ
どちらも山の急傾斜でやせ地の環境で育っており、成長が遅くなるので、その分年輪が細かくなっていきます。
年輪が緻密になるということは、耐久性が高く、強度もあり狂いの少ない高級建材になるということです。
ヒノキのすばらしさを改めて感じ、今後もヒノキに触れていきたいものです。香りの良いですしね!
それにしても、早くこの杉とヒノキの花粉シーズンが終わりますように…香りもまともに嗅げません!(+_+)