賃貸ビル・マンション建築・修繕 小河原建設の非木造事業
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2016.10.09
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日曜の朝に

おはようございます。設計担当の高橋です。

雨の日曜日です。ただ何か秋雨といった感じではないような・・・・きのうもそうですが激しく降りずぎです・・・既に東京は亜熱帯地域になったのか?と言うような季節感のない雨の降り方では・・・・・

今日は久しぶりに本題と参りましょう。山梨県の国宝建造物を2件ご紹介しました。山梨には国宝建築物はこの2棟となり、今日紹介する古建築は重要文化財となりますが、とても珍しい神社建築になります。その神社は前回ご紹介した「清白寺」より北西1.5kmに鎮座しています「窪八幡神社」にあります。この神社国指定の重要文化財建造物が9棟もあるのです。文化財の宝庫の神社なのです。その中で特筆すべきは本殿と拝殿の間口の長さなのです。

古建築では柱と柱を1間と呼びます。1間=6尺=1818ミリとは違いどんな寸法でも柱間を1間と呼びます。

その表現で言いますと窪八幡本殿と拝殿は11間あるのです。ちなみに有名な京都三十三間堂は柱間が33あるので三十三間堂なのです。11間ある社殿はここだけなのです。そんな珍しい社殿がある「窪八幡神社」お話していきます。来週に続く・・・・・

ということで今日はこの辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。

窪八幡社殿前面

窪八幡社殿前面

 

2016.10.02
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日曜の朝に

おはようございます。設計担当の高橋です。
秋晴れの朝!久しぶりの青空スタートの日曜日となりました。
ただ、暑くなりそうですね~日差しに慣れていない今日この頃です、ご注意あれ。

今日は気分を変えて、ただのつぶやきと参ります。ふと思ったことを・・・・・

二連紙巻器、皆さん知っていますよね?トイレットペーパーを二つセットできる紙巻器のことです。
そんなの知っているよ!という声が聞こえてきそうです。
皆さんはどう使っていますか?用をした後、二連紙巻器に手お伸ばします。あなたはどちらに手を?
多い方、少ない方?結構、人によっては様々です。まぁ、そこまで考えずに使っている方が多いのでは・・・・

ちょっと考えてみてください、気のままに両方を使っている場合、起こりうる最悪の出来事が・・・起こる可能性があるのでは?
そう!紙がない!!これです。
この悲劇を回避するには、片方から使うことなのです。常にそれを行っていれば、いつも完全な一巻きが片方に存在しているのです。一回で一巻きを使い切らない限り、悲劇が訪れない事になります。リスクを回避するには片方から使用するのが良いのでは・・・・

東京デズニーリゾートのホテルで見かけたのですが、そこには「エコのため片方からお使いください。」というような言葉が添えられていました。エコ?というのは、ピンときませんが、「片方から使わないと、悲劇が訪れますよ~」という、言葉はつかえないのでオブラートに包んだ言葉で伝えているのだなと・・・考えすぎですね。

まぁ、そんなことを考えている今日この頃です。

今日はこの辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。

2016.09.25
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日曜の朝に

おはようございます。設計担当の高橋です。

なかなか晴れませんねぇ~今朝は霧からうす曇明るくはなってきましたが・・・・また夕方雨だとか・・・・

現場はこの天候で大変です。よその現場も同じことなので、解体とかコンクリート工事などは大変とのこと、早く秋晴れの続く季節となって欲しいものです。

このブログ今日は会社でつぶやいております。ということは、今日は仕事です。現場見学会と打ち合わせがあり、こらから準備をいたしますので、いつものお題はまたということでご勘弁を・・・・申し訳ございません。

簡単ですが、今日はこの辺で失礼させて頂きます。よい日曜日をお過ごしください。

2016.09.18
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日曜の朝に

おはようございます。設計担当の高橋です。

雨の日曜日・・・さっきから降り出してきました、小雨程度ではなくしっかり振っています。特に何する訳ではないのですが、たまにはスカッとした青空を眺めてみたいものです…ただ・・今週は週間天気予報をみると雲と傘のマークしかありません。秋晴れはもう少し先のようです。晴れたら皆様もここ「日曜の朝に」で紹介した建物たちに会いに行ってみてください。

ということで、先週の話の続きと参りましょう。

国宝建築物の清白寺仏殿話をしてきましたが、清白寺にはもう一つ重要文化財建築物があります。仏殿の右奥にある「清白寺庫裏」です。庫裏(くり)とは、お坊さんの住まいの名称になります。清白寺庫裏は江戸中期・元禄2~6年(1689~1693)に建立した建物です。大きな切妻屋根、武骨な妻飾りが特徴の建物。お寺にとってメインの建物ではないですが、宗教建築物と住宅建築物(民家)の要素の入り混じった建物=庫裏です。そのような建物、結構文化財として清白寺庫裏存在しています。ご注目あれ。

今日はこの辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。

2016.09.11
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日曜の朝に

おはようございます。設計担当の高橋です。

雨模様の日曜の朝を迎えています。今日は一日こんな天気なのでしょうか・・・・今日は時間があるので久しぶりの本題に早速参りましょう。

3週間前の話となりますが、山梨県の文化財建造物の話第3弾ということで山梨市にある「清白寺仏殿」の話をしました。今日はその仏殿の内部の話を・・・

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清白寺仏殿内部  天井がスッキリしていませんか?

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正福寺地蔵堂内部 木組みが上へあがっているのがわかります

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清白寺仏殿外観

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正福寺地蔵堂外観

以前このブログにも登場した国宝建築である東京都東村山にある、正福寺地蔵堂と比較してみましょう。この正福寺地蔵堂応永14年(西暦1407)で、清白寺仏殿は応永22年(西暦1415)と、ほぼ同時期に建てられた同じ様式・禅宗様 仏殿なのです。外観は同じ形・裳階(もこし・下屋の屋根部分のこと)付きのお堂ですが、内部が違います、外部の木組み構造がそのまま内部に入り込み内部中心に向かって木組みが競り上がっていくようなダイナミックな空間を持つ正福寺地蔵堂、一方清白寺仏殿は外部の木組みが内部に入り込んでなく、簡単な構造になっています、歴史の流れからいえば中国大陸からの技術である禅宗様が日本に来て、まず基本に近い形で作ったのが正福寺、ただこれは手間がかかる、ということは工期が長く費用が掛かることになる、建築に対する費用の問題は今の昔も変わりがありません、そこを工夫したのが清白寺だったのではないでしょうか、まずは外観重視ということで、そのようなことを考えながら同じ時代・同じ様式の文化財建造物を比較してみると面白いかもしれません。ちなみに正福寺地蔵堂とほぼ同じようなお堂は教科書でも有名な鎌倉・円覚寺舎利殿です。この話もいつか・・・・・・

ということで今日はこの辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。

 

2016.09.04
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日曜の朝に

おはようございます。設計担当の高橋です。

朝から小雨模様の日曜日の始まりとなりました、今日は出勤です、今日の「日曜日の朝に」は会社でつぶやいております。ということで今日これからお仕事があります。すっきりしない天気ですが気分は晴れやかに気持ちよく参ります。

先週は本題を休みましたが、今日もこれから準備がありますので、またの機会とさせていただきます。

申し訳ございません。

といううわけで、早々ですが、この辺で失礼いたします。

よい日曜日をお過ごしください。

2016.08.28
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日曜の朝に

おはようございます。設計担当の高橋です。

厚い雲の覆われた、霧雨のような水滴が頬に感じる朝です。涼しくてよいのですが近頃台風も絡み不安定な天気が続いています、天候に影響を受けてしまうこの建築関係は大変です。

自分は喉をやられ昨晩は咳がひどく今朝は咳をすると腹筋が痛い!いやぁ~昨晩は辛かった今朝は少しはおさまりましたが・・・・・夏風邪は長引きますねそれがまたひどくなた感じでしょうか・・・・このままだったらお医者さんに行かないと・・・・・

ということで今日はこの辺で失礼いたします。簡単ですが・・・・よい日曜日をお過ごしください。

2016.08.21
staff

日曜の朝に

おはようございます。設計担当の高橋です。

今朝は青空の朝を迎えています・・・いつまでもつのでしょうか?今日も荒れた目まぐるしい天気になるのでしょうか・・・・昨日と同じように・・・昨日は虹が見えたようで・・・私はお客様と打合せ中で見れなかったですが・・・虹を見るのが大好きなので今日も出てこないかなぁ~ただこの蒸し暑さどうにかなりませんかねぇ~

と言っているうちに結構な字数になってしまいました。今日も本題と参りましょう。

先週、先々週と大善寺本堂の話をしました、この建物は国宝建築物です、山梨県には2棟の国宝建築物があります、今日はそのもう一つの国宝建築物の話をしましょう。

山梨市のぶどう畑の中にある「清白寺仏殿」です。室町時代中期応永22年西暦1415年に建築されたお堂です。先週話を様式で言いますと、典型的な禅宗様建築の本道をいく傑作といわれています。いい形ですよね~(写真見てください、この写真いまいちかも)清白寺仏殿全景

ということで今日ははじめの話ということで次回に続きます・・・・・この辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。

2016.08.15
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日曜の朝に

おはようございます。設計担当の高橋です。

弊社ただいま夏季休暇中でありまして・・・・「日曜の朝に」も休もうかと・・・・・いうわけにもいかず・・・・・そんな気負いはありませんのでいつもの通り進めます。一日遅れになりますが・・・・

先週は「大善寺本堂」に話をしましたが、いかがでしたか?形よくありませんか?この時代の本堂建築は屋根の形がとてもよく、江戸時代の本堂建築にはない伸びやかさを私は感じます。それには理由があります。この時代鎌倉時代には大きな建築史上大きな変革が起きたました。鎌倉時代に今までにない変革の時代といえるでしょう。政治は武家が政権をとる、政治が変われば思想が変わる、今主流になっている仏教はこの時代に登場しています。その新しい仏教思想と一緒に新しい建築様式が入った来たのです、それが「大仏様」(だいぶつさまではなくだいぶつようと言います)と禅宗様(以前は唐様とも言いました)です。この新しいい様式と今までの「和様」がその新しい様式を一部取り入れた様式を「新和様」または「折衷様」といいます。その新和様の様式で建てられているのが大善寺なのです。

その変動の時期、建てる側の思い良いものを創って行こうという思いの強さを感じるのです。

好きな方しかわかりにくい説明が長くなりましたが、古建築を見るには本当はこのくらいの知識は必要かと・・・・まぁ自分よがりのブログなのでご勘弁を・・・・

ということで今日はこの辺で失礼いたします。期間は様々かもしれませんが、皆さま良い夏季休暇をお過ごしください。

 

2016.08.07
staff

日曜の朝に

おはようございます。設計担当の高橋です。

暑い日が続いています。この暑さにやられていませんか?今朝もセミの鳴き声が・・・・全国各地では有名な夏祭りが始まり、スポーツの祭典も始まりました。・・・がいつものペースで進めていきます。

今日も時間があるので、本題の第2弾と参りましょう。

山梨県甲州市勝沼町にある「大善寺本堂」を・・・・・

中央高速勝沼インターの近く、国道20号線沿い、甲府盆地が広がる手前のところに国宝に指定されている本堂があります。間口18mある堂々とした、とても良い形をした五間堂、創建は西暦1286年・弘安9年鎌倉時代になります。

この時代鎌倉時代から室町時代は本堂建築の優秀なものが数多くあり工法的に完成した時期でもあります。この時代以降の本堂建築は革命的な進化をせずに現在に至っているといっても言いくらい、この時代の本堂建築は形も美しいし、細部も秀逸です。しかしながらそのほとんどは近畿地方より西に多く、東京周辺には私は2棟しかないと私は思っていて大善寺本堂、その一つがこのお堂なのです。国宝の建物なのでまだ話足りないので続きは次回に、まずは形を写真でどうぞ・・・・いい形です!

それでは今日はこの辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。

 

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