日曜の朝に
おはようございます。設計担当の高橋です。
近頃寒暖の繰り返し、暖かくなり風が吹き寒くなるというパターンが繰り返されていますが、だんだん温度・底が上がってきて、花粉もぼちぼち・・・・暖かくなって来ると外出したくない方も・・・・
さて、本題と参りましょう。先週、喜多院慈眼堂の話をしました、その他に現在の喜多院の管理下にある国指定重要文化財は後2棟あります。それが山門と鐘楼門。
まずは山門。この建物喜多院の中では最古であり天海僧正が存命の時に建てられた門、ということは天海さん自身もここをくぐっていたということ・・・寛永9年(1632)建立された4本の柱に屋根が乗る四脚門という形式なのです。その4本の柱プラス、門を吊るす柱があるので実際は6本の柱となるのが四脚門、ややこしいですね。喜多院山門、写真でいうと向かって右側に番所が併設しています。番所は江戸中期から後期の建物で同時期の建物でないのですがむくり屋根の良い建物です。
そしてもうひとつは鐘楼門、2階に鐘があり1階は人が通れるという形式、1階外壁は袴腰という裾広がりの外壁を持った建物。よく見る鐘楼とは違い、面白い形の建物です。だだこの手の鐘楼は大きな鐘は不向きですので機能よりデザイン重視の建物といたところでしょうか・・・
今日は2つの建物に触れてみました。
この辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。
日曜の朝に
おはようございます。設計担当の高橋です。
快晴の日曜の朝、気持ちの良い青空が広がっています。ただし北風が強くまた冬の日曜日となりました。今日は暖かくしてお出かけを・・・
皆さん金星=宵の明星見ました?月の次に明るい星・マイナス4等星の輝き、まだ見てな人、今日も輝いています、感じてください。先週はこの話をしたので、今日はまた元に戻し喜多院の話を・・・
今日は喜多院の慈眼堂をご紹介。
このお堂、本堂の横、小高いところにそのお堂があります。このお堂古墳の上に建っているとのこと歴史が重なっているのです。このお堂3間四方の小さいお堂ですが品ぼある建物です。慈眼堂ということなので中には当然ながら慈眼大師天海の木造が収められています。
天海僧正が亡くなり徳川家光公の命により正保2年(1645)に建立されたお堂です。天海僧正のお寺である喜多院にとって重要なお堂になります。本堂参拝だけだと見逃してしまうかもしれませんのでご注意を!
今日はこの辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。
日曜の朝に
おはようございます。設計担当の高橋です。
今日は晴天の朝の日曜日、気持ちの良い朝、先週は寒い日が続きましたが、皆様体調はいかがでしょうか?自分はできるだけ睡眠をとるようにして凌いでいます。今のところは、この冬大きな風邪にはなっていないのですが・・・・
今日はいつもの話ではなく、空の話を・・・・冬です夜空がきれいな季節です。晴れた日には星がきれいです。皆さん夜空眺めてはいかがでしょうか。
今「宵の明星」=金星がきれいです。2月17日には最大光度を迎えます。夕方過ぎの早い時間に西の空に輝く一番星その星が金星なのです。(大げさな言い方ですね)この2/17の金星望遠鏡で覗くと三日月のような形をしています。この金星、月のように満ち欠けをしているのです。しかもまん丸な状態の金星を見ることはほとんどできないということです。これは水星もおなじで地球の内側を回っている惑星の特徴なのです。(分かっている方も多いかと思いますが・・・)まん丸に見えるときは太陽に邪魔されて見えないのですが、唯一太陽の真ん前を通るときシルエットが見えますその時は丸に見えますが、これは極めて稀な時なので・・・
このような金星、早速今日の夕方過ぎ西の空を眺めてみては・・・晴れていればですが、寒さ対策だけはお忘れなく。
それでは今日はこの辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。
日曜の朝に
おはようございます。設計担当の高橋です。
青空の朝となっていますが今日は午後から雨とのこと本当なの?と疑いたくなるような天気です。ちょっと春を感じさせてくれるような朝、梅も日なたの所は花がぽつぽつと咲いています。少しづつ春が近づいているのが感じられます。
では本題と参りましょう。川越大師喜多院の話をしております。いよいよ建物の話となります。
もう1月も終わり初詣の喧騒は一段落して散策しやすくなったのではというところ・・・・喜多院の重要文化財客殿・書院・庫裡は中に入り拝観することができます。この建物はつながって3棟の文化財指定を受けていますが拝観すると同じ建物に感じるかと思います。見どころは江戸城ゆかりの建物だけに客殿には「家光公誕生の間」、書院には春日局の「化粧の間」と伝えれれている部屋があります。この建物は三代将軍家光が川越の大火によって焼失した喜多院の建物を復興するために移築し、現在に至っています。ということで江戸城内にあるはずの「~の間」がこの川越に存在するというわけです。まずは喜多院に来たら(ダジャレではありません)、拝観料はかかりますが建物中に入り歴史を感じてください。他にはない江戸城の御殿建築物、京都の書院建築にはない江戸らしさを感じるかも・・・・
ということで今日はこの辺で失礼いたします。本当に雨が降るのでしょうか・・・・?よい日曜日をお過ごしください。
日曜の朝に
おはようございます。設計担当の高橋です。
ここ数日、その前の厳しさに比べ穏やかな日が続いていますが、今朝もその流れでしょうか・・・・・・さて日中はどうでしょうか。雲の間から青空が見えているようなちょっとはっきりしない朝です。
では、本題と参りましょう。
川越大師喜多院の話をしているところであります。先週は係わりのある人物として南光坊天海=慈眼大師という、江戸時代のお坊さんに触れました。このお方、江戸幕府のブレーンであったので、この喜多院には江戸城の移築建築物があります。それが重要文化財に指定されている客殿・書院・庫裡となります。以前日本最大最強の城郭「江戸城」の話をしていましたが、その江戸城跡には御殿(いわゆる住まいやオフィスの部分)関係の建造物がありません。その貴重な江戸城の名残がここ川越にあります。そこはさすが徳川家と密接な関係がある天海僧正が住職としていたお寺ということの証になります。
この天海さん家康が武蔵の国・江戸に移ってきたときの都市計画に参画しています。そして江戸を強い都市にするべく風水を用いていろんな仕掛けを施しています。現在も日本の首都であり、世界の代表的な都市TOKYOであり続けているのは天海さんのおかげ?かも?と・・・・・・いよいよ次回から喜多院建物の話と続いていきます。
それでは、今日はこの辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。
日曜の朝に
おはようございます。設計担当の高橋です。
今朝は快晴!!青空の日曜日の朝!相変わらず寒いですが大寒波もひとまずこの土日少しはおさまった感があります。インフルエンザ・風邪・・・お身体大丈夫でしょうか。私は先週もこのブログで言ったように睡眠をとるようにして、身体に無理をさせずに、今のところ持っています。
今日はこの後打合せがありますので、仕事に出かけなくてはなりませんので、軽~い感じで本題に参りましょう。
埼玉県編第2弾ということで、埼玉県の中で、重要文化財建造物が数多くある川越大師喜多院の話の2回目となります。この川越喜多院のことを語るにはある一人の歴史上の人物に触れなければなりません。その人物は天海さん(あまみではなく、てんかいです)=慈眼大師・南光坊天海と言う天台宗のお坊さん、歴史に詳しい方はご存知の有名人ですが、ただし日本史の授業ではそんなに取り上げられない、くらいの方ですが、徳川家康・秀忠・家光のブレーンの一人であり、江戸の都市計画にも深く関わった人でもあります。生まれははっきりせず100歳以上の長寿であったがために明智光秀同一人物との伝説まである、とてもミステリアスな魅力ある人物なのです。その天海さんが歴史の舞台に現われてきたのがここ喜多院なのです。
まだプロローグみたいですね、まぁ今日はこの辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。
日曜の朝に
おはようございます。設計担当の高橋です。
いや~寒いですねぇ~ 大寒波到来ということで、肌を刺すような寒さ、冷蔵庫の中にいるような寒さを感じます。雪のところはかなりの量、なぜこのような雪が一番降るころに共通試験が行われるのでしょうか・・・・・運も実力の内とでもいうのでしょうかね。しかもインフルエンザがはやるころでもありますし・・・・そういえば子供の小学校でも流行りだしてきたとのこと要注意です。睡眠睡眠
その子供の話なのですが昨日小学校に行き「二分の一成人式」というのを見てきました。小学4年生の催しになるのですが私の息子もその中の一人、10歳=20歳成人の半分ということで最近の小学校では行う催しとのこと、行くまでは侮っていた感があったのですが・・・・この催し、ことのほかジンときてしまいました。私も息子との誕生のときからの思い出も頭をめぐり、ウルウルしてしまいました。思いがけずにいつもにはない、心持にさせていただきました。感謝!という昨日の出来事・・・・本題はと・・・・
埼玉県編第2弾に移りますが、今日はそのプロローグ程度と参ります。埼玉県の国宝建築紹介の後となると今度は文化財建造物が沢山ある所となります。そこは今では観光地として町全体で整備されています川越。その観光中心地のひとつである「川越大師喜多院」となります。喜多院には国指定重要文化財建造物が客殿・書院・庫裏・慈眼堂・山門・鐘楼門・仙波東照宮・日枝神社と盛りだくさん。(東照宮と日枝神社はいまは喜多院とは別になるのですがもともとは喜多院の一部分であったので含めています。)この喜多院、東京から近いとこですので、行ったことある方は多いかと思います。その喜多院、次回から本題へと参ります。
今日はこの辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。
日曜の朝に
おはようございます。設計担当の高橋です。
今年2回目の「日曜の朝に」となりました。今朝は薄曇りの見た目も寒く、日差しのない朝となっています。
今日は早速本題に入るといたしましょう。
国宝建築:妻沼歓喜院聖天堂の話をしてきました。
前回(12/25)側面図を掲示しました。図面の左側が本殿、右側が拝殿がつながった様式が権現造となります。社寺建築の立面図は実際の見え方とは違い見慣れない形で表現されてしまうところが面白いところです。是非実物と見比べてください。
この歓喜院、国宝の聖天堂以外にも面白い建物があります。聖天堂の正門として、東200mに建っている山門になります。
正式には「貴惣門」といい、国宝ではないですが国指定の重要文化財に指定されています。その形が特異!他にはない形!江戸時代後期・安政2年(西暦1855年)頃に建立された門です。正面の写真を見ると普通の二重門に見えますが、横の回ると妻が三つっ!これは見たことない!となるはずです。当時の造り手の今までと違うものをという思いが伝わってきます。良いかどうかは、何とも言えませんが面白い建物です。
妻沼歓喜院、面白いところです。是非ご訪問を・・・
ということで今日はこの辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。
日曜の朝に
あけましておめでとうございます。設計担当の高橋です。
元日の朝、まさに元旦の日曜日となった、2018年「日曜の朝に」幕開け。
晴れ渡る空、きれいな朝日、その光で白く輝く地表の霜、気持ちの良い年明けとなりました。先程、分厚い新聞を取りに、外に出て元旦の空気吸い込みました。ひゃ~気持ちいい~!一年の幕開けにはこの上ない天気となりました。
皆様はどこで元日を迎えていますか?天気はいかがでしょうか?私はいつもの通り自宅で年末年始を過ごします。私も妻も東京なので帰省もないので・・・・昨日までは大掃除、そして今日はのんびりと・・・元日をゆるゆる過ごしていきま~す。さてとお雑煮を食べるとしますか。
ということで、この「日曜日の朝」引き続き本年もよろしくお願いいたします。
今日は元日ということで本題は・・・・いかがいたしましょうか・・・お雑煮できたみたいです。おもちがでろでろにならないうちに食べなければ・・・・
では本題は次回に・・・よい日曜日・元日をお過ごしください。
日曜の朝に
おはようございます。設計担当の高橋です。
曇天の朝、見るからに寒々そうな景色・・・・曇り空は窓のガラス拭きにはよい条件らしいので手をつけてみましょうかと・・・・今年も最後の日曜日となりました。なんと次回は元旦が日曜日となるのでこの「日曜の朝に」も元朝スタートとなるのです。忘れないようにしないと…正月休みになると曜日の感覚がなくなるもので・・・・
今日は仕事もないので本題と参りましょう。
先週に引き続き埼玉県唯一の国宝建造物である妻沼歓喜院聖天堂の話です。
先週、「権現造」の建物で、しかも神社建築様式になると話をしました。この権現造は日光をはじめ東照宮で良くみられる様式なのです。始まりは久能山東照宮といわれています(もともとは禅宗寺院の開山堂とも)。久能山東照宮は徳川家康の墓所に権現という神様になった家康を祀るための建物として採用された様式、江戸時代の初期に出来た新しい様式です。三つの建物をつなげた形で使い勝手が良く、この時代以降な神社形式の主流になっていく様式です。拝殿+幣殿+本殿の平面構成。もちろん神様は本殿、参拝者は拝殿、神主は幣殿までしか行けません。
妻沼聖天堂の側面図掲載します。
妻沼聖天堂はお寺でありながらこの神社様式の形、本殿に歓喜天がいるわけです。こちらはじめは聖天宮という名前で歓喜天を祀っていたとのこと、また歓喜天はもともとインドの神様だったのです。象の頭をした神様:ガネーシャといえばわかる方も、この歓喜天、他の場所でも鳥居があったりして神様的な扱いを受けています。当時としては刺激的な容姿をしているので秘仏として扱われる場合が多く、夫婦和合・子孫繁栄祈願という現世的な祈願所としてこの形を採用したのかなと・・・・あまりはっきりしません。
ということで、話はまだまだ続きますが、今日はこの辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。