賃貸ビル・マンション建築・修繕 小河原建設の非木造事業
ブログ BLOG
2017.07.16
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日曜の朝に

おはようございます。設計担当の高橋です。

毎日暑い日が続いています。体調はいかがでしょうか?海の日も明日となりいよいよ名実ともに夏がやってきます・・・・ということは梅雨明けということも・・・天候バランスよくいきませんね・・・過ぎたるは猶及ばざるが如し・・・というところでしょうか。

福徳寺阿弥陀堂

先週のブログでお話しした、埼玉県飯能市にある、埼玉県最古の建造物「福徳寺阿弥陀堂」の写真になります。

先週はなぜか写真を載せることができなかったのですが、今日はできましたので、遅ればせながら・・・銅板葺き屋根なのですが茅葺屋根の形にしているので屋根のボリュームが強い形になっています。間口と奥行が同じ長さなので屋根は上から見ると正方形をした「方形(ほうぎょう)屋根」となります。よく阿弥陀堂と呼ばれる建物はこのような3間×3間の正方形をした建物がいくつかあります。有名な国宝建造物である岩手県平泉の中尊寺金色堂もこのような阿弥陀堂の代表的な建物となります。

と言っているうちに、結構字数が稼げたようです。久しぶりの連休なので、これから子供を連れて出かけ無くてはならない・・・ようです。

今日はこの辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。

2017.07.09
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日曜の朝に

おはようございます。設計担当の高橋です。
言いたくはないですが・・・暑いですねぇ~今日も30℃超えになるのでしょうか。

それでも弊社設計施工のきれいな空気のゼロエネの住まい=モデルハウスの内覧会開催しています。
お時間ありましたらぜひお越しください。10時から16時までやっています場所は杉並区成田東ですこのホームページのイベント情報をご覧ください。

今日は2週にわたり怠けていました本題の古建築の話に参ります。

埼玉県編の途中でした・・・もうそろそろ埼玉県も終わりに近づいていますが、今日は「福徳寺阿弥陀堂」を案内いたします。
このお堂、3間×3間の小さなお堂なのですが、埼玉県で一番古い建築物なのです。

場所は飯能市西武秩父線と並走している国道299号線沿い、駅では東吾野になります。
山のふもとにひっそりと佇んでいます。県内最古の建物ですが決して有名でもなく、観光地にもなっていません昔からのそのままにあるといった、とても感じの良い雰囲気の中に立っています。

このお堂、様式から言いますと「和様」。鎌倉時代に大陸からやってきた様式が入っていない、優しい感じの建物になっています。
当時の住宅の雰囲気を持っている、知る人が見ればなかなか良い建物なのです。

こちらは何かのついでに、というところではないので、見たいと思わないと行かないところかと・・・

※写真を載せたいのですが・・・うまくいきません。ごめんなさい。

ということで、この辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。

2017.07.02
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日曜の朝に

おはようございます。設計担当の高橋です。

今日も蒸しますね~このジメジメ感、毎年のことですが・・・・

今日は昨日に引き続き、杉並区成田東で完成内覧会開催しております。

私も担当ですのでこれから出かけます。ということで今日は簡略版でお送りいたします。そうだ選挙をしてから向かうとしましょう。

内覧会、お待ちしております。

今日はこの辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。

2017.06.25
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日曜の朝に

おはようございます。設計担当の高橋です。

今朝は梅雨らしい雨の日曜日となっています。7時に長野県で震度5強の地震があったようで状況が気になりますが・・・

この「日曜の朝に」が来るのが最近早く感じます。

たまには何か違うことを・・・書こうかな・・・古建築の話は今後見てもネタ切れということは全く心配ないのですが・・・たまには違うことも・・・

今日はちょと軽く流した感じで・・・今日は打合せもあるので、これから出社しないといけませんので・・・

と、言っているうちに、何とかそこそこの量になりました。

そういえばこの「日曜の朝に」はゆるくということが始まりでした、たまにはこんな感じで良いかと・・・

今日はこの辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。

2017.06.18
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日曜の朝に

おはようございます。設計担当の高橋です。

梅雨に入りましたが、雨の少ない今年の梅雨ですが・・・天気に工程を左右される業種のひとつであります建築業。

今日あたりから、今週は雨がちな天気予報いよいよ梅雨らしくなるのでしょうか・・・・天気、気になります。恵みの雨は必要ですが、住まいづくりの工程も大事ですので・・・・

それでは本題に参りましょう。埼玉県ときがわ町にある慈光寺開山塔のお話の続きを・・・この開山塔以前のお題からの宝塔・宝塔の話の続きでもあります。先週の写真をご覧いただいた通り宝塔様式の開山塔です。まずは図面がありますのでご覧ください。

慈光寺開山塔図面 左:断面図、右:立面図

慈光寺開山塔図面
左:断面図、右:立面図

左の断面図を見ていただくと宝塔の下に描かれているように骨壺がおかれていましたこの開山塔はお墓なのです。この慈光寺の創設者のお墓です。元々仏塔はお釈迦様のお墓なので、下にお骨があるのは当然のことといえます。

日本の古建築図面を見て思うことは屋根が図面と実際の見え方とかなり違うのですが、いかかでしょうか、この開山塔も右側の立面図を見ると屋根・立ちが急な感じがしませんか、実際の形を良くしようとすると図面ではプロポーションのおかしい見慣れない建物になるということになるのです。そのような屋根の話、機会があれば触れてみたいと思います。

今日はこの辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。

2017.06.11
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日曜の朝に

おはようございます。設計担当の高橋です。

梅雨に入りました。・・・薄晴れの空模様、暑くなりそうな気配・・・湿度が梅雨らしいのですが・・・今日は雨は大丈夫なのでしょうか。

ということで本題にまいりましょうか。

埼玉県編の途中、今日は新しい場所に・・・ときがわ町というところです。かつては都幾川村、隣の玉川村と合併して「ときがわ町」となりました。

位置で言えば、東松山と秩父を結んだその真ん中に位置する、山の上のお寺「慈光寺」という古刹にある、開山塔です。この慈光寺文化財の宝庫です。「法華経一品経」という国宝の装飾経を所蔵しているようなお寺なのです。

その開山塔、塔と言っても高さは5.1mしかありません。しかも、屋内にあります。覆堂の中にあり、雨ざらしになっていません。ということは全体が見えない、しかも普段は非公開なので、全体を見ることはできません。その写真をご覧ください。

慈光寺開山塔 お堂の中に安置しています。

慈光寺開山塔
お堂の中に安置しています。

室町時代後期・天文25年(西暦1556年)につくられた国指定重要文化財建造物になります。この塔、同寸レプリカが大宮の「埼玉県立歴史と民俗の博物館」に展示してあります。こちらのほうがいろんな方向から見ることができ、本物より実感できるかもしれません。この博物館、前川國男による設計の建物、周辺環境との調和がとてもよく私のお気に入りの建物のひとつです、こちらもお勧めします。今日はこの辺で次回は開山塔事態の説明を・・・・

それでは失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。

 

 

2017.06.04
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日曜の朝に

おはようございます。設計担当の高橋です。

少し雲ががった空、今日は晴れるのでしょうか?気温はさわやかでよいのですが・・・暑くならないなら外に出る気にもなりますし・・・

さて、本題に参りましょう。前回多宝塔の話で、金鑚(かなさな)神社のことから外れてしまったので、この神社の説明をひとつ。

この神社のご神体は山そのものなのです。それを表しているのは、神様の居る建物である本殿がありません。参拝者がお祓いを受ける拝殿のみでその奥には山が続いています。(写真をご覧ください)

金鑚神社拝殿の後になります。ご神体の入り口になります。

金鑚神社拝殿の後になります。ご神体の入り口になります。

この様式は古代祭祀の名残で今では少ない神社の様式です。有名なところでは奈良県の三輪神社がこの様式の神社です。そのような「只者ではない神社」の雰囲気いっぱいの所です。埼玉県の奥、ちょっと遠いですが機会があればいかがでしょうか。

次回は新しいところ紹介いたします。

ということで、今日はこの辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。

2017.05.28
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日曜の朝に

おはようございます。設計担当の高橋です。
先週は後出しとなりましたが、今朝は忘れずにお送りいたします。

曇り空の朝となっています、気温も高くなく清々しい空気を感じます。
この後は晴れるのでしょうか、気温は過ごし易そうな感じです。
今日は余裕がありますので本題と参りましょう。

金鑚神社多宝塔の話をしています。前回は多宝塔の形のこと触れました、四角い平面が上で円形になる他にはない建築様式をして建物であること。

今日はなぜそうなったかを・・・・触れてみます。

まず「塔」という言葉はサンスクリット語の「ストゥーパ」が語源です。この「ストゥーパ」お釈迦様のお墓のことで、お椀型を逆さにした土饅頭の形をしています。円形の形はここが起源になっています。中国にきてこの「ストゥーパ」は「卒塔婆」と表記されるようになり、「塔」と呼ばれる、仏舎利(お釈迦様の遺骸やゆかりの物)を収める建物となったのです。三重塔・五重塔も元々は仏舎利塔のひとつです。

簡単に言うとそのまるい土饅頭の上に屋根をかけたのが「宝塔」という建造物、その一例として池上本門寺宝塔の姿を見てください。

池上本門寺宝塔

池上本門寺宝塔

円筒形の塔身に屋根を付けた形、さらにそこに下にも屋根をかけてあげると「多宝塔」になります。

いかがでしょうか?流れわかりましたか、少々強引な気もしますが、簡単に言うとこのようなことなのです。
「多宝塔」を見るとき中ほどにある、まるい部分注目してください。

ということで今日はこの辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。

2017.05.24
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日曜の朝に

おはようございます。設計担当の高橋です。

日曜日の朝といっておきながら、既に水曜日の今日。

日曜日のこと忘れていました・・・・

日曜日は現場見学会やホームオーナー様邸訪問ツアーがあり、その後打合せも控えていたので、すっかり「日曜の朝」のこと失念していました。
楽しみにしていた方には申し訳ありません。(どのくらいいらしゃるのでしょうか・・・・)

まあ!そういうことで、また次回の日曜日ということで、失礼いたします。

2017.05.14
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日曜の朝に

おはようございます。設計担当の高橋です。

今朝は曇天の空、肌寒さも感じます。昨日はよく振りました、空気は適度な湿り気があり、天気は晴れやかではありませんが、心地良い感じがします。

さて、本題に参りましょう。先週の続きということで、埼玉県の群馬県堺にある神川町にある金鑚神社(かなさなじんじゃ)の多宝塔の話を・・・

この「多宝塔」という様式の塔は関東には珍しく、国指定重要文化財建造物の多宝塔はたしか3棟しかないかと・・・その一つがこの金鑚神社多宝塔です。この特徴は何といっても建物の中ほどにある曲線の立ち上がりがある平面円形な部分(亀腹といいます。)そこなのです!下部の四角い平面が中ほどで円形になり、また屋根で四角くなるという不思議な建物なのです。

平面が円形の建物というのは日本建築には少ないのです。円堂と呼ばれているお堂も実際は八角形や六角形なのです。よく見れば見るほど不思議な建物が多宝塔となのです。なぜそうなったかは次回に・・・・・・

金鑚神社多宝塔近景 円形になっている部分

金鑚神社多宝塔近景
円形になっている部分

ということでこの辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。

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