賃貸ビル・マンション建築・修繕 小河原建設の非木造事業
ブログ BLOG
2023.02.12
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日曜の朝に

おはようございます。東京中野区の工務店:小河原建設 住宅事業部設計担当の高橋です。

本日も夕方の登場となりました・・・今日は住まい塾があり講師を務めました・・・仕事の日曜日です。

そして今日の仕事も終わり帰り間際のブログです。

最近このパターンが多いですね。

先日はお月様の話をしましたが満月見ましたか?

今日はその前の話、建物の高さの話をしました、その高さに影響があるもう一つの規制

「日影規制」があります。

戸建て住宅は高さが10m超えることがない(超えないようにしている)ので、関係することは少ないのですが、

第1種低層住居専用地域の3階建ての時は日影規制がかかります。

規制を超えていないか検討が必要なのです。

建物と北側等の(影ができる範囲)敷地の境界の離れ具合でこの辺り変わります。

基本的には第1種低層住居専用地域で東西に長い3階建て建物をつくるのは難しいと言えます。

まずはこちらを

建物向きで変わる日影

同じ面積高さでも建物向きによって日影の範囲は変わるのです。

それが敷地内の空地や接道との絡みで建てられる建てられないが決まってくるのです。

日影は周辺環境にも直接影響が出るので慎重な検討が必要です。

真北方向を間違えてしまったりすると大変なことになります。

ということで大まかな建物の規模に関わる様々なことに触れました。今度はどのあたりにスポットを・・・お楽しみに!

ということで今日はこの辺で失礼いたします。残り良い日曜日をお過ごしください。

2023.02.05
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日曜の朝に

おはようございます。東京中野区の工務店:小河原建設 住宅事業部 設計担当の高橋です。

いま日曜日の宵の口・・・今日は休日担当ということで仕事の日曜日・・・帰りの前のブログです。

明日は満月です!

ただの満月ではないのです、一年の内12回ほど満月がありますがその内の2回が特別?な満月・・・

その一つが「スーパームーン」といわれる地球に一番近い満月=一番大きく見える満月

このことは知っている方も多いはず・・・

明日の満月はその逆、地球から一番遠い満月=一番小さいという満月なのです。

その比較写真がこれです。

2023年2月6日今年最も遠い満月(国立天文台HPより)

ちなみにスーパームーンは8月31日です。

冬の夜空に一番小さい満月・・・空がきれいな冬では感じないかもしれませんが晴れていれば是非眺めてみてはいかがでしょうか?

ただし寒いです、ご注意を

室内から月の見える窓・・・いいですよね、そんな設計心掛けています。

それでは今日はこの辺で失礼いたします。残り良い日曜日をお過ごしください。

2023.01.29
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日曜の朝に

おはようございます。東京中野区の工務店:小河原建設住宅事業部設計担当の高橋です。

久々の日曜の午前中リアルタイムの登場です。

今日はほぼ月一ペースの休日の日曜日ということでこの時間の登場となったということで・・・

今日は何を・・・

前回の続きとしましょう。

敷地にかかる斜線の話をしております。

第1種低層住居専用地域に6/10勾配の斜線に対する建物配置の話をしました。

この話真北方向場合と・・・

2022.12.11の「日曜の朝に」に載せたこちらをまずは

土地=敷地が受ける斜線

実際は北側敷地境界が東西方向に平行な敷地と言うのはありません。

この図のように、四角い土地では2辺の境界線に高度斜線がかかるのがほとんどとなります。

その2方向からの斜線それぞれ検討が必要です。

しかも真北方向から振れている分それぞれ斜線の角度が違ってきます。

振れた分だけ角度は大きく斜線は勾配が急になるので敷地の計画建物には有利な方向になるのですが、2方向となると屋根の形状に影響を及ぼします。

第1種低層住居専用地域の高度斜線:2方向からの斜線の話

よくわからないメモになってしましました・・・

その各方向からの斜線を考慮しながら建物形状を決めて行きます。

ということで今日はこの辺で失礼いたします。

残りよい日曜日をお過ごしください。

2023.01.22
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日曜の朝に

おはようございます。東京中野区の工務店:小河原建設 住宅事業部設計担当の高橋です。

寒いですね、今日は休日担当ということで、仕事の日曜日です。モデルハウスのご案内もありました。

仕事も一段落し帰宅前のブログです。

今日は2週間前の続きの話、北側方向の斜線制限ということで・・・

前回「真北」ということ「磁北」一定ではないこと話しました。

今日はその高度斜線がどのように建物の高さに影響を与えるかのところを・・・まずこちらを(あまりきれいではないですが・・・)

第1種低層住居専用地域の第1種高度地区の斜線

第1種住居専用地域は2階建てが主な建物になる地域、建物の高さ10mまでなので良くて3階までというところです。

北側の高度斜線も3種類あるうちで高さに対しては一番厳しいものになります。

裏返せばより良い住環境がある、とも言えます。

この高度斜線では建物を北側に寄せすぎると2階の天井高さがまともに取れない状況になります。

そのあたりが建物配置、より良い配置を決めるにあたり悩ましい所なのです。

この高度斜線は道路斜線のような天空率が適用できません。絶対に越えることのできない斜線なのです。

片流れ屋根のくさび型の建物が並ぶ理由がこれです。

こちらを把握して初めてボリュームの検討が始まるのです。(なかなか大変なのです)

ということで今日はこの辺で失礼いたします。残り良い日曜日をお過ごしください。

2023.01.15
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日曜の朝に

おはようございます。東京中野区の工務店:小河原建設住宅事業部設計担当の高橋です。

今日は午前午後と打合せがありまして・・・仕事の日曜日と・・・

その仕事も一段落の帰り前のブログです。

さて今日は早朝の空の話を・・・夜明け前まだ日の出30分前ぐらいの話=毎年登場する「水星」の話・・・

「1月末には水星が見やすい」という情報です。

まずはこの国立天文台HPからの画像をどうぞ

2023年1月30日水星が西方最大離隔になる。国立天文台HPより

水星・金星・火星・木星・土星の中で一番見たことない星はこの水星ではないでしょうか?

この1月は一番日の出が遅いのでそこそこの早起きで見ることができるのです。

自分は出勤途中、最寄り駅に向かう際、東のひらけたところで見ながら、楽しんでいます。

ただし初めての見る方は見つけにくいでしょうかね・・・

方角を決め地平線近く、そこにまたたきの鈍い明るい(目で見える)星があればそれが水星です。

是非お試しを

この水星、地球で言う1年が88日、1日は176日という不思議な星なのです。←何を言っているのかわかります?

ということで今日はこの辺で失礼いたします。残り良い日曜日をお過ごしください。

2023.01.09
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日曜の朝に

おはようございます。東京中野の工務店小河原建設住宅事業部設計担当の高橋です。

今日は1/9成人の日・祝日です。月曜日・・・1日遅れの登場です。

昨日の日曜日は休日担当ということで仕事の日でした。今日は自分も休日ということで一日遅れと・・・

今年2回目の「日曜の朝に」となります。

今日は何を・・・昨年から斜線の話をしておりますのでその続きと行きましょう。

道路斜線の話の次は、もう一つの斜線「高度斜線」の話を・・・この斜線は建築計画地から北側の隣地に対するものになります。

当然、2階建ての多い住宅地域と高層ビルのある商業地域と斜線規制が変わるのは当然で、逆にこれがあるから住宅地の街並みがある程度、保たれるということです。

この高度斜線(ほぼ=北側斜線)は、北の方角が重要なことになります。

この建築では「真北」という北を使います。

この建築業界「真北」を「まきた」とは言わず「しんぽく」と言います。

いきなり「しんぽく」はどちらですか?など言われると??ということになります。

この「しんぽく」という言葉、是非覚えておいて下さい。

北にはもうひとつ「磁北」と言うものがあります。方位磁石で北を指すこの方向が磁北です。

この磁北、皆様ご存知でしょうがこれは本当の北ではありません。

そこで本当の北ということで真北と言います。

磁北は日本でも各地違います。

国土地理院から出されています磁北と真北の角度の違い(偏角と言います)の地図です。

磁気図(偏角):国土地理院HPより

方位磁石(コンパス)が示す北方向は日本においても5度の違いがあるのです。しかも磁北は刻々と変化しています。

伊能忠敬が日本地図を測量した頃は真北と磁北が一致していたとのこと意外と短い時間で数度単位で変わるとのこと・・・ですので建築では真北を使います。

最近はスマホでも方位がわかりますが、設定で磁北と真北の設定がありますので真北を確認する際はご注意ください。

本当に正確に真北を調べるには測量作業が必要となります。そのあたりも気にしてみて下さい。

この真北をもとに高度斜線が決まることになります。

今日は建築の話と言うよりは地理的な話になりましたね、ということで今日はこの辺で失礼いたします。よい祝日をお過ごしください。(晴れ着姿は見られるのでしょうか・・・)

2023.01.01
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日曜の朝に

おはようございます。東京中野区の工務店:小河原建設 住宅事業部 設計担当の高橋です。

あえていつも通りのオープニングですが・・・

改めまして新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

東京は穏やかな元日となっています。

6年に1度やってくる元日の日曜日・・・時間は午後いつもながら朝ではありませんが・・・

今年もこの「日曜の朝に」宜しくお願い致します。

今年一番のブログ登場でもありますので年始らしく

「手斧始式」の話を・・・

この建築業界で仕事はじめと言いますと挨拶回りや安全祈願などが一般的ですが、伝統的な儀式で大工の仕事始めの儀式で「手斧(ちょうな)始式」と言うものがあります。

この辺では鎌倉鶴岡八幡宮に奉納する手斧始式が有名なようです。

大手ゼネコンのS建設も仕事始めに行うとのこと、以前その道具拝見したことありますが工芸品のような道具でした(余談)。

本来は手斧始式は重要な工事に先立て行う儀式であったものが、仕事始めにも行われてきたとのことです。

検索すると様子がわかります。

年始のけじめ、安全祈願、大工の誇りなどを現した儀式のようです。

すたれずに残っていってほしいものです。と言いう年始らしい話をしました・・・

今年も建築の話など気ままにやった行きます10年目、お付き合いください。

最後に年末、子供が夜景を見たいということで横浜へ・・・

その時の1枚を・・・

横浜大桟橋より飛鳥Ⅱと横浜みなとみらいの夜景

素晴らしい夜景でした・・・写真では伝わらないのがもどかしいです・・・

ということで今日はこの辺で失礼いたします。よい日曜日(元日)をお過ごしください。

2022.12.25
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日曜の朝に

おはようございます。

東京中野区の工務店:小河原建設 住宅事業部 設計担当の高橋です。

本日は仕事の日曜日です。大和町のモデルハウスのご案内やお客様とのお打合せなどなどが一段落つき・・・もう宵の口

帰宅前のブログということで・・・なんと今年最後の日曜の朝となります。

また、来年は元旦が日曜日です。来週は新年早々、2017年以来の元旦の「日曜の朝に」となります。

でもそんなに期待しないでください。多分いつも通りです。

さて、今日は先週の話の続きとまいりましょう。

道路斜線の話をしていました。

道路斜線に関して、ちょっとぐらいなら超えてもある条件を満たせばいいですよ、というような緩和条件があります。

それが「天空率」

平成14年から斜線制限の緩和条件として使われています。ということは平成14年以前は絶対に超えてはならないということでした。

まずこちらを

天空率とは・・・こんな感じ

Aは道路斜線の通りに建てる建物の形、Bは道路斜線を超えている建物、この二つの建物、同じ敷地に建築すると考えてください。

人が立っています。

その人がAとBの建物を見て建物の姿を除いた背景=空の広さがAよりBが広い場合であれば、道路斜線超えてもいいです。

ということなのです。

敷地の間口に対して細長い建物であればあるほど斜線を超えもよいということになるのです。

ちょっと荒っぽい話ですが、簡単に言うとそういうことなです。

それでも理解できない方は多いと思います・・・

そんな天空率、頭の片隅にでも憶えておくと良いかもしれません。

それでは今日はこの辺で失礼いたします。

残り良い日曜日をお過ごしください。

あと、今年もお世話内なりました。1年間ありがとうございます。

2022.12.18
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日曜の朝に

おはようございます。

東京 中野区の工務店:小河原建設 住宅事業部 設計担当の高橋です。

そういえば前々回、話しましたがシーズン10突入しています。

誰からも反応が・・・ありません・・・そんなもんです。

今日は先週同様仕事の日曜日ではありません。本日は私用があり休みですが、昼間はこの私用でブログに手が付けられず、この夕方過ぎの登場となりました。

今週12/22は冬至ですし冬らしく年末らしくなってきました。

今日の話は先週に引き続き敷地に係る「斜線制限の話」

その中で「道路斜線」についてということでまずはこれを

道路斜線とはこのようなこと

この道路斜線は敷地が接する道路の幅員によって変わります。

建築基準法では一番幅が狭い道路の幅は4mとなります。

この図はその4mの道に接道している第1種低層住居専用地域の道路斜線の話:道路斜線が1m進むと1.25m高くなる斜線となる地域:住居系の用途地域はこの斜線となります。(ちなみに商業系の地域では1.25→1.5となります。)

ということは道路幅4mで道路境界線上では5mの高さまでと・・・2階は無理。

そこで2階が建てることができるまで道路から離すことになります。

そこのところなのですが、自分が道路から離れると道路の反対側も同じだけ道路が広がるとみなすことができます。

これ50㎝建物が下がると幅4mの道路が5mに見なすことができ、6.25mの高さが可能となるわけです、2階建ての住宅の軒高さとして使えるようになります。

このような道路斜線ですがこの斜線には緩和もあり、ちょっと出ても大丈夫な場合もあります。

そのあたりはまた次の機会で・・・字数が足りてきましたので今日はここまでということで

最後に昨日のモデルハウスをご覧ください。

2022年12月17日(土)のモデルハウス

ご見学の予約お待ちしております。

それでは今日はこの辺で失礼いたします。残りよい日曜日をお過ごしください。

2022.12.11
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日曜の朝に

おはようございます。東京中野区の工務店:小河原建設 住宅事業部 設計担当 高橋です。

今日は日曜日の午前の登場と言いたかったのですが・・・まもなく正午・・・このブログが終わるころには午後となるでしょうか・・・

今日は休みの日曜日・・・仕事の途中ではないのでご安心を・・・

休日の「日曜の朝に」となれば建築巡りなのですが・・・

関東+山梨県が一段落して次はどう展開していくか思案中ということで・・・

11月20日の続きと行きましょう、その時は建物の規模を決める要素:建ぺい率・容積率の話をしました。

また違う方向で建物の規模に影響する「斜線」の話を

お住まいを建築するには土地(敷地)が必要です。当たり前のことですが・・・

その土地に接しているものは道路とお隣さんの土地(敷地)となります。そこからの規制が斜線となります。

土地=敷地が受ける斜線は3方向

道路斜線:道路の日照・採光・通風のため

高度斜線:北側の隣地の日照のため

きれいに南北方向に揃っている敷地は2方向しかも北側が接道であれば1方向となりますが、

大抵は多少なりとも南北方向に対し土地が振れている場合が多いと思いますので、2方向以上のとなるかと・・・

この斜線がどう影響するのかと言うとこのような風景見たことありませんか?

23区内住宅地で良く見掛ける街並みこれは南北に通る道から西側を見る街並みの例です。

なぜこのようななるのか?

具体的な話を次回?には致します。続けると長くなりそうなので・・・

今日はこの辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。

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