気密と換気と湿度
中野区の工務店 小河原建設の池田です。
先日は、断熱性能を書かせて戴きました。
断熱性能は健康と快適にとって非常に大切なことですが
断熱性能を性能表通りに効果を発揮するには
気密性能が大切になります。
高断熱でも低気密ですと熱が自由に出たり、入ったりしてしまうので
高気密にして、熱の出入りを無くすことがまず必要です。
しかし!!
高気密にしてしまうと今度は隙間が無くなりますので
室内に溜った湿気(湿度)が室温によって溜められる湿気(絶対湿度)
が違いいますが、許容値(相対湿度)を超えてしまうと結露してしまいます。
結露を繰り返すとカビが生えたり、木材が腐朽したりと
ろくなことがありません。
それを阻止する為、今度は計画換気が必要になってきます。
基本的に建築基準法で1時間当たりに建物内部の空気を半分入れ替え
なければいけないと決められています。
ですので各室に給気口を設置し、またトイレやユニットバス等で
24時間換気扇で排気をしてあげなければいけません。
気密(C値)が1.0㎠/㎡くらいであれば上記でよいと思いますが、
熱交換型第一種換気設備(給気と換気を機械で行う)の場合、
気密(C値)を0.5㎠/㎡以下が望ましいと言われています。
(日本住環境株式会社 HP 引用)
また暖房で石油ストーブやガスストーブを使用する場合も
湿気が出ます。一酸化炭素中毒の恐れもありますので
定期的な換気が必要になってきます。
従いまして、快適に過ごすためには断熱・気密・換気は
ワンセットで考える必要があります。
導入できる設備機器や技術も多岐にわたり、金額もピンキリです。
住まいづくりは間取りやデザインだけでは快適に過ごせません。
本当、断熱と気密、湿度と結露の関係は奥が深いです。
紙面の関係上、今回は分かりやすく表面的なことを書きましたが、
詳しくお聞きになりたい方は
中野区の工務店 小河原建設の池田までご連絡下さいませ!