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2019.12.01
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日曜の朝に

おはようございます。設計担当の高橋です。今日は日曜の朝にブログしております。12月となりました。あと1か月で今年も終わりとなるわけですが、

それだけではないのです!

2013年12月12日の日曜日から「日曜の朝に」週一ペースでの発信続けてまいりました。満6周年です。そしてシーズン7に入りました。気合を入れず、気ままに緩くやっていたおかげでここまで来ました。皆さん褒めてやってください・・・

さて本題です。今日は休日の日曜日11/3以来の建築の話と参りましょう。

群馬県の途中、太田市世良田にあります世良田東照宮を巡っているところ・・・

ここには本殿・拝殿・唐門の3棟の国指定重要文化財建造物があり、そのうち拝殿・唐門は徳川2代将軍秀忠が造営した日光東照宮の移築建築物、本殿は新築・新たに造営された社殿です。この本殿、突っ込みどころのある国指定重要文化財建造物なのです。まず全景をご覧ください。

世良田東照宮本殿全景:世良田東照宮HPより

専門的に言いますと一間社流造と言います。拝殿の後ろにあり、繋がっていないで別棟、この中に神様(徳川家康)が祀ってあるこの神社で一番重要建物。この正面にあるのが、有名な彫刻師:左甚五郎作と伝わる彫刻(巣籠の鷹と呼ばれています)なのですが・・・下の写真です。中心にある蟇股の彫刻が鷹巣でその両側に夫婦の鷹が2羽、彫刻自体は良い作品ですが、建築的には、彫刻でごまかしているのでは?と思いたくなる納まりで・・・2羽の鷹がそれぞれいるところには本来ならば木組みが入るところで、現に柱が途中で切れ上に何もない不思議な感じ・・・

世良田東照宮本殿彫刻(巣籠の鷹):世良田東照宮HPより

かなり急ぎの工事だったのでは?日光東照宮の建物がやってくるそれに合わせて本殿を造らなければと・・・なぜそうなったのか想像をめぐらしたくなる過去からのメッセージなのでしょうか、同じ建築人として考えずにいられません。皆様も直接ご覧いただき感じて見たはいかがでしょうか。

と言うことで、今日はこの辺でこの辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。

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