2018.10.21
staff
日曜の朝に
おはようございます。設計担当の高橋です。
素晴らしい天気、晴天・秋晴れの日曜日になっています。秋らしい爽やかさどこか出かけたくなりますね。もう出かけている方も多いかと・・・
今日も本題に参ります。
先週、鎌倉寺院のトップスター「建長寺」に入りました、5棟の国指定重要文化財のお堂がある古建築好きには外せない場所。
総門から入りまず一番目の国指定重要文化財建造物「建長寺三門」があります。
この三門、国指定重要文化財建造物として指定されたのが2005年と比較的新しく、建立も江戸時代後期:安永4年(1775年)の建物です。寺院の山門らしく屋根が2重になっている「二重門」という様式の門です。ちなみに神社に多い「楼門」という形式の門はこの二重門の1階の屋根を取った形になります。大きな社寺の門も様式が違います。そのあたりも知っていると面白いですよ・・・
この建長寺三門、上部の屋根も他の二重門にはない特徴が・・・大きな扁額を掲げなくてはならず、そのために軒先の真ん中が盛り上がる唐破風にしています。額に合わせて意匠を考える。そんな建築当時の思いも感じることができます。機会がこのこと思い出し、ご覧いただけると良いかと・・・次回はこの三門の先にある「仏殿」へと参りましょう。
それでは今日はこの辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。