2017.05.28
staff
日曜の朝に
おはようございます。設計担当の高橋です。
先週は後出しとなりましたが、今朝は忘れずにお送りいたします。
曇り空の朝となっています、気温も高くなく清々しい空気を感じます。
この後は晴れるのでしょうか、気温は過ごし易そうな感じです。
今日は余裕がありますので本題と参りましょう。
金鑚神社多宝塔の話をしています。前回は多宝塔の形のこと触れました、四角い平面が上で円形になる他にはない建築様式をして建物であること。
今日はなぜそうなったかを・・・・触れてみます。
まず「塔」という言葉はサンスクリット語の「ストゥーパ」が語源です。この「ストゥーパ」お釈迦様のお墓のことで、お椀型を逆さにした土饅頭の形をしています。円形の形はここが起源になっています。中国にきてこの「ストゥーパ」は「卒塔婆」と表記されるようになり、「塔」と呼ばれる、仏舎利(お釈迦様の遺骸やゆかりの物)を収める建物となったのです。三重塔・五重塔も元々は仏舎利塔のひとつです。
簡単に言うとそのまるい土饅頭の上に屋根をかけたのが「宝塔」という建造物、その一例として池上本門寺宝塔の姿を見てください。
いかがでしょうか?流れわかりましたか、少々強引な気もしますが、簡単に言うとこのようなことなのです。
「多宝塔」を見るとき中ほどにある、まるい部分注目してください。
ということで今日はこの辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。