2017.01.29
staff
日曜の朝に
おはようございます。設計担当の高橋です。
ここ数日、その前の厳しさに比べ穏やかな日が続いていますが、今朝もその流れでしょうか・・・・・・さて日中はどうでしょうか。雲の間から青空が見えているようなちょっとはっきりしない朝です。
では、本題と参りましょう。
川越大師喜多院の話をしているところであります。先週は係わりのある人物として南光坊天海=慈眼大師という、江戸時代のお坊さんに触れました。このお方、江戸幕府のブレーンであったので、この喜多院には江戸城の移築建築物があります。それが重要文化財に指定されている客殿・書院・庫裡となります。以前日本最大最強の城郭「江戸城」の話をしていましたが、その江戸城跡には御殿(いわゆる住まいやオフィスの部分)関係の建造物がありません。その貴重な江戸城の名残がここ川越にあります。そこはさすが徳川家と密接な関係がある天海僧正が住職としていたお寺ということの証になります。
この天海さん家康が武蔵の国・江戸に移ってきたときの都市計画に参画しています。そして江戸を強い都市にするべく風水を用いていろんな仕掛けを施しています。現在も日本の首都であり、世界の代表的な都市TOKYOであり続けているのは天海さんのおかげ?かも?と・・・・・・いよいよ次回から喜多院建物の話と続いていきます。
それでは、今日はこの辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。