日曜の朝に
おはようございます。東京中野区の工務店:小河原建設 住宅事業部設計担当の高橋です。
今日はこどもの日でもある、祝日の日曜日で、自身の仕事も休日ということでリアルタイムの「日曜の朝に」をお届けいたします。
今も五月晴れの天気、昨日も気温は上がりましたが風が爽やかなので夏の暑苦しさがない!それが良いですね!
今日は端午の節句ということで5月飾りを出しているご家庭も多いかと存じます。
うちも男子2人の子どもがいますが、もう高校生なのでという理由でしまったままで・・・
まあ、飾る場所がないというのが正直な理由でしょうか・・・
かつての日本の住宅は床の間や飾り棚など「ハレの日」対して対応できる場所がありましたが・・・
その「床の間」に使われる部材として「銘木」と呼ばれる木材を使用することが多くありました。
銘木とは何?→希少価値のある木材となります。
その代表としての部材のひとつ:床柱でしょうか?
その床柱によく銘木が使われます。
そのくくりのひとつとして唐木三大銘木があります。
その三つとは黒檀(コクタン)、紫檀(シタン)、鉄刀木(タガヤサン)。
この三つは唐木ということからも輸入材しかも古い時代から輸入されている東南アジア系のマメ科の樹木、重くて硬いという特徴です。
今日はその黒檀の話をひとつ。
黒檀=エボニーと言います。
「エボニー」の方が馴染みが良いでしょうか?エボニー&アイボリー(象牙)これピアノの鍵盤になります。
黒檀(エボニー)はピアノの黒鍵として使われていました。
そこでわかったのが、かつてのピアノ(18世紀ごろモーツァルトがいた頃)ピアノは今と逆の配色だったのです。
今でもチェンバロ(ハープシコード)はこの配色の鍵盤を目にしますが・・・
ピアノは皆様お分かりの通り、今は逆転しています。
なぜかつてはこの配色何か?
ひとつは高価な象牙少なく使用してコストを抑える。ふたつめは、黒い面積が広いと手の白さが強調される。みっつめは、黒檀の方が象牙より軽いため鍵盤を軽くするため。
と言われていますが、決定的なこれといった理由は不明とのことです。
建築以外にこの銘木たちは工芸品・家具・楽器など様々に使われています。
また何となく銘木というと和風のイメージですが、西洋でも銘木というのもあります。
結構調べてみると面白い広がりのある世界があります。
この辺り今後も気が向いたら触れてみたいと思います。
それでは今日はこの辺で失礼いたします。
よい日曜日をお過ごしください。