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2015.12.13
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日曜の朝に

元和度江戸城天守復元図

おはようございます。設計担当の高橋です。
今朝は灰色の空、見た目も気温も寒々とした朝です。
この後天気はどうなるのか・・・

今日も先週に引き続き江戸城の話と参りましょう。

2代将軍秀忠によって建てられた天守は「元和度江戸城天守」と呼ばれています。元和(げんなと言います)の年号に建てたのでこの呼び名なのです。

前置きはそこまでとして、この天守建築場所も少し変え、今の現存している天守台とほぼ同じ位置にきました。
この2代目天守はお父さん家康の建てた天守より大きく、徳川時代が継承されたことを全国に示す意味もありました。
まだ世の中は戦国の名残も残っているので反乱がおこらないとは限りません。
徳川幕府は有力な反幕府になりうる、大名にその建築を請け負わせ財力を疲弊させる目的も天守の建替える意義もありました。
この天守、5層5階建、鉛瓦葺き、白漆喰の壁、層塔型天守、高さは石垣含め58.6mの史上最大の天守が元和9年(1623)竣工しました。この天守も白亜の天守のようです。
復元図がありますが、この天守の形は指図という当時の図面がありそれをもとに図面化しているのでかなり事実に近いかと思います。
この天守は14年後寛永14年(1637)に解体されました。その5年前に秀忠は亡くなっています。

ということで今日はこの辺で失礼いたします。
よい日曜日をお過ごしください。

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