日曜の朝に
おはようございます。設計担当の高橋です。
そして改めまして、明けましておめでとうございます。令和3年・2022年が来ました。本年もこの「日曜の朝に」よろしくお願いいたします。
今日、1月2日の日曜日ということで今年初めてのブログ・・・
ということですので・・・昨年9月20日以来の古建築巡りから始めたいと・・・県が変わります!栃木県から茨城県に移ります。
「常陸国」となります。この常陸国は歴史的にはかなり重要なところなのです。
茨城県国指定重要文化財建造物は32件(文化庁データベースより)あります。ただし国宝指定はありません。
中世までは国府・国分寺・国分尼寺が現在の石岡市にありました。常陸国の中心地は霞ケ浦が海とつながっていたころ、その一番奥の港になるところが石岡市辺りということなのです。霞ケ浦という大きな港に恵まれ発展してきた常陸国。
その港の入口に両側に千葉県香取神宮と茨城県鹿島神宮があるのです。香取神宮は千葉県編でこのブログですでに触れています。
そして茨城県編ということでまずはやはり鹿島神宮からとなります。
この鹿島神宮は社殿(本殿・石の間・幣殿・拝殿)、仮殿、奥宮本殿、楼門が国指定重要文化財建造物です。桃山時代から江戸時代初期の建物なので神社の歴史に比べると古くはないのですが、最近では有数のパワースポットとしても有名な場所やはり雰囲気が他とは違います・・・
歴史的にも「神宮」の称号を得た初めの3つの神社の内、2つが鹿島神宮と香取神宮なのです。もう一つは当然の伊勢神宮、今は明治神宮など「神宮」わ称する神社数が多いですがほとんどが近代によるもの、なぜ当時は辺境の地、この関東地に神宮の称号を得た神社が存在するのか?そこが面白いところです。
この話になるとまた長くなりますので、次回以降、建物の案内とともに触れてみたいと・・・
ということで今日はこの辺で失礼いたします。今年も良い年をお過ごしください。