コロナ禍で欲しいもの
寒さ厳しいこの頃ですが、膨らみ始めた梅の蕾が春の予感を感じさせてくれています。
皆様、お変わりございませんでしょうか。
コロナ禍となり1年が経ちますが、社会も経済も様変わりしてしまいました。
住宅・建設・不動産業界も同様で、営業・設計・施工・メンテナンスと企業活動の全ての分野に於いて、変化することを迫られています。
さて、本欄では前号でお伝えした「withコロナ、afterコロナを見越しての暮らしや間取り、住設機器などの提案」について具体的な内容をご紹介させて頂きます。
「どのような提案がなされているのでしょうか?」
会社というのはある意味、変化対応業です。世の中が変わればそれに合わせて、商品やサービスを変えていかなければいけません。
今回のコロナ禍によってもたらされた変化は大別すると、テレワークの普及(在宅ワーク対応)と三密の防止策(抗ウイルス対応)の二つです。前者により家は仕事をする場ともなり、在宅時間も増えました。後者では換気や非接触、遠隔操作といったことが求められています。
暮らしや間取りの提案は前者に対するもので、家の中に仕事場(ワークスペース)を確保し、気分転換や家族との触れ合いの為に中庭やインナーテラス、アウトドアリビングや広いバルコニーといった中間領域(中でも外でもない場所)を設けたプランが主に提案されています。
仕事をする場(ワークスペース)はLDKや寝室、廊下などの一画や収納スペースをリフォームしたりと、いろいろ工夫して何とかなるとしても、気分転換の為に中庭などの中間領域を設けるのは、郊外の広い家ならいざしらず、都心の決して広いとは言えない家の場合は、広さ的に難しいのが現実です。
この場合は屋根の一部を屋上テラスとして出入り出来るようにするのが良いですね。
また、玄関脇に手洗いを設けたり、玄関から直接洗面所に行けるように動線を変えた間取り等も登場していますが、これなどはコロナが収束したらどうするのでしょうか !? 気になるところです。
次は住設機器などの提案についてですが、キーワードは「換気」と「非接触」です。順に述べていきますと、
・換気が出来るエアコン
今までのエアコンは換気が出来なかったとは! 気にしてなかったですね。
・ドアを閉めたまま採風出来る玄関扉
コロナ対策で換気が求められている今、玄関扉を開けて風を通らせたいところ
ですが、防犯の心配がありました。両方を成り立たせるのが採風可の玄関扉。
・タッチレス水栓
駅、高速道路、病院などのトイレの水栓は今やほぼタッチレス。自宅の水栓もタッチレスで家族からの感染を防ぎます!
・シャワートイレ
「日本人のコロナ感染者数が先進諸国と比べて低いのはシャワートイレの普及率が高いからかも?」と誰か言われていましたが、便や尿にウィルスが含まれる可能性が高いとのことで、ペーパーでお尻を拭く際、微妙に手に付きドアノブ等を通じて家族に感染する可能性があるのだそうです。それを防いでくれるのがシャワートイレ。
・IOTアシスト
スイッチを家から一掃します。声で照明やテレビをオンにし、お風呂は外からお湯張り、沸かし。
家族間の接触頻度を極度に減らします。
・宅配ボックス
多くの人と接する宅配のお兄さんとの接触頻度は極力減らしたいところ。
集合住宅向けのイメージが強かったが戸建てにも浸透してきています。
ここ1、2年で一万円を切る安価なものも提案されています。
・システム収納
在宅勤務やオンライン授業を家で行うようになり書類、電子機器類の収納が欲しくなります。
以上、主なものをいくつか上げてみました。中には一過性のものもあると思いますが、何か興味を持たれたものがありましたらお気軽にご相談ください。
皆様のお役に立てれば何よりです。
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