近未来の住まい
6月初めは梅雨の前に夏が来たような陽気が続いておりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
先日開催しました「未来の住まいコンテスト」では、様々なご提案を戴き、ありがとうございました。
今までにはない、何か新しいものを考えるときには、経験や知識、想像力が問われますが、私のようにこの道一筋40年以上ともなりますと、既成概念や先入観が邪魔をするもの。自由奔放な案を拝見し「こう云うのもありか!」と頭が少し柔らかくなった様な気がします。(笑)
そこで今回のブログでは「未来の住まい」を予測させる最新の状況についてお話ししたいと思います。
弊社の中野区大和町のモデルハウスもそうですが、地球温暖化防止の為、CO2削減を目的としたZEH(ゼッチ)と呼ばれる、性能の高い省エネ住宅が普及してきています。屋根に太陽光発電パネルを設置し、家の電気の使用状況を可視化したシステム(HEMS)を搭載したもので、スマートハウスとも呼ばれていますが、スマートハウスの発祥地は日本ではなく、実はアメリカなんです。あらゆるもので先進的な国だけあり、住宅に於いても日本より先行し、ZEH仕様の他に電気使用量の管理、ホームオートメーション、スマートロックやスマートスピーカ、センサーによるセキュリティなどの導入がハイピッチで進んでおり、2024年にはアメリカの家の約半数がスマートハウス化すると云われています。日本も後続ながら最近はコロナ禍やSDGsの影響もあり、スマートロックやスマートスピーカ等の導入も徐々に進み、2026年にはスマートハウスの普及率は40%ほどになると予測されています。
アメリカと違い、日本の場合は今後も少子高齢化の進展という課題を抱えています。家庭に於いても炊事、洗濯、片付け、掃除といった家事にかける時間を削減する為のホームオートメーションの設置が求められるでしょうし、増々増加する単身世帯には、スマートハウスによる見守り機能も必要となるでしょう。
おぼろげながら見え始めた近未来の住宅の姿ですが、共通して言えるのは、使用エネルギーの管理やホームオートメーション、セキュリティ、見守り機能などのスマート機能を持ち、そしてそれらを統合管理出来る「家全体のコントロールシステム」を備えた家ではないでしょうか。
近未来の家での暮らしはすぐそこまで来ています。
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