鰻の美味しい店
こんにちは住宅事業部の木内です。
ようやく梅雨入りしましたが、本格的な夏本番を迎える前から厳しい暑さが続いています。
この時期、冷えたビールが一層おいしく感じられますが、きゅっと冷えた日本酒を飲むのも一興ですね。
今日は日本酒の味わいを大きく左右する酒米についてお話したいなと思います。
これは余談なのですが日本酒を飲むとき「冷や」と呼ばれるのは常温のもので「冷酒」と呼ばれるのが冷やしたものを差すようです。紛らわしいですね。
さて、日本酒の原料はお米というのはご存じの方が多いと思いますが、日本酒に使われる酒米は一般の食用米とは異なり、酒造りに特化した特徴を持っています。
例えば、酒米の粒は大きく、中心部に多くのデンプンを含む心白(しんぱく)と呼ばれる部分があります。
これは、発酵に必要な糖分を多く提供し、豊かな香りと深い味わいを生み出す源となります。
代表的な品種の「山田錦」や「美山錦」などは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
「山田錦」は、ふくよかで複雑な香りとバランスの取れた味わいが特徴で、高級な吟醸酒に多く使われ、
「美山錦」は、スッキリとした味わいと清涼感のある香りが特徴で、飲みやすい酒質を作り出します。
そのため、初心者にもおすすめの酒米です。
同じ蔵元でも異なる酒米で同じように酒を仕込みその味わいを比較できるものもあります。
私が以前訪れたお店では木屋正酒造の「而今」という銘柄で酒米の違いで5種類以上の種類が置いてありました。
その中でも私が驚いたのは酒米の品種は「山田錦」なのですが、その産地である東条地区と吉川町での違いを飲ませるというものでした。
正直すでにだいぶ酔っていたので違いが判るものかとも思ったのですが、高いレベルの旨味のなかで優劣のつけ難い、風味の違いがありました。これはもう好みでしか選べないですね。
酒の銘柄の持つ個性、米の品種の持つ個性、一杯の中でどこが而今なのか、どこが山田錦なのかは全く分かりませんが、
皆様も次に日本酒を選ぶ際には、使用されている酒米にも注目し、それぞれの特徴を味わいながら飲み比べるのも面白いかもしれません。
この夏、酒米の違いを楽しみながら、日本酒の奥深い世界を堪能してみてはいかがでしょうか。