2014.02.10
staff
大雪での心配
東京が20年ぶりと言う記録的な大雪に見舞われました。
50数年東京で暮らしていますが記憶に残っている限りでも一、二位の積雪量で今回は27cmとか。
住宅を造っている立場から大雨のときは雨漏れや何やが心配ですが大雪の時もとても心配になります。
建物の構造計算をするときにはモノの重力や地震力、風の力などを検討しますが雪が降り積もった重みも考慮しなければいけないんですね。
今回の積雪量の27cmは構造計算に定められた30cmのほぼ上限一杯でした。
1cmの積雪量は2kg/m2の重みとなります。
よって27cmでは54kg/m2の重みが屋根面積にかかる訳です。
幸いなことに家が雪の重みで潰れたと言う話は聞きませんでしたが自然は時として我々を想定外の状況に陥れます。
大雪に見舞われ家づくりの責任を再確認しました。