2012.05.01
staff
夜の灯
またまたある情報誌の「イギリス渡航記」から興味深いお話が。
皆さんにご紹介いたします。
『英国の「夜の灯」それは日本のそれとは違い、夜の暗さのほどは行ってみないとわからないかもしれません。
夜のホテルの廊下なんて、それこそオバケが出そうなほど。
ロンドン市内ですら、薄暗く家の中からこぼれてくる灯も相当に暗い・・・。
でも私は訪れた2日目にはその暗さに慣れてしまいました。
本を読むときは手元の灯りをつけるていどで充分でした。
むしろ夜は夜を楽しむ感覚を味わいました。
ハリーポッターはじめ物語が多く生まれるのは『夜は夜らしく闇』の時に想像力をかきたてられるのを邪魔するものがないからだ、という話はあながち間違いではないような気がします。』
日本でも震災直後、節電のため夜照明を落とした時期がありました。それに対する反応は様々でしたが、1年経って今は全く元に戻ってしまったようで都心の夜は光々としたものです。
意図的に一時的に照明を落としていたことと英国のそれとを比べるべくもないことかもしれませんが・・・
太陽と月、光と影、国によって気候も風土ももちろん違うけれど、ただただ快適さや合理性を追求するのではなく、自然回帰、自然現象を寛大に受容できる生き方の方が逆に新しいのかもしれないと思いました。
総務 TAKKY