賃貸ビル・マンション建築・修繕 小河原建設の非木造事業
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2016.11.20
staff

日曜の朝に

おはようございます。設計担当の高橋です。

また日曜日がやってまいりました。なんか早いですね、年末が近づくと時間の進み方が早いと感じてしまいます。

昨日の雨のせいでしょうか、霧の朝になっています。お日様が幻想的に輝いている趣のある景色。適度な湿度のある空気も気持ちがよいです。

では本題と参りましょう。引き続き二つの善光寺の話となります。

主役は山梨県にある甲斐善光寺本堂、有名なのは長野善光寺本堂(国宝)となります、こちらが本家であることはご存じの通りで、そのコピー版が甲斐善光寺本堂ということになります。

この甲斐善光寺本堂を最初に建立したのが武田信玄、なぜ建築したかというと、善光寺の御本尊を自分のところに持ってきてしまったからなのです。

長野は武田信玄と上杉謙信が幾度と戦った川中島があるところです。善光寺のある長野を制することは両者の勢力図を示す重要地点だったのです。そして長野善光寺の御本尊は、まず上杉謙信によって越後に、それから武田信玄によって甲斐に来たのです。そのためのお堂を立てたのが始まりです。

現在の甲斐善光寺本堂は江戸時代後期に再建になります。このような歴史の流れに翻弄された善光寺その中で現れた建築物なのです。ぜひ機会があれば尋ねてみてください。

因みに長野善光寺御本尊は武田家滅亡後、織田・豊臣の時代、各地を転々とし一時期は京都に居たことも・・・徳川の時代になりやっと長野に帰ってきました。めでたしめでたし。

それでは、今日はこの辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。

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