賃貸ビル・マンション建築・修繕 小河原建設の非木造事業
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2016.11.13
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日曜の朝に

おはようございます。設計担当の高橋です。

快晴の朝の日曜日、昨日は昼間は小春日和でしたが、今朝はやはり冷え込んでいます。晩秋というよりは冬の朝に近い空気感の日曜の朝です。この寒暖のせいでしょうか昨日は朝から微熱がありだるい、無理をせずに睡眠をとり十分に寝たら平熱に戻りました。高熱にならず安心しました、改めて睡眠は大切だなぁと思う次第です。

さてと、先週に引き続き本題と参りましょう。

甲斐善光寺の話の続きです。先週のブログの写真見ていただきました?色は違いますが同じ形をしていますね。写真を見ても長野善光寺本堂が大きいのを感じるかもしれません。この両善光寺本堂、「撞木造」と先週言いましたが、この撞木造が善光寺の特徴なのです。

撞木とは鐘や半鐘を叩くT字型の棒(木槌のような)のことで、本堂を上から見ると屋根の棟ラインがT字型になっていることから撞木造と呼ばれています。

因みにシュモクザメのシュモクも撞木のことで英語ではハンマーヘッドシャークというのと似たような名前の付け方なのです。

話戻りますが、この撞木造の平面的な特徴をいうと、間口に対して奥行がとても長いということなのです。それなどういう事かというと、参拝者のための空間を広くとるためなのです。本堂はそもそも仏様の空間であったので仏様はお堂の中心にいました。それが時代が新しくなるにつれて奥の方になり、手前に信者(参拝者)の空間をつくるようになっていきます。それが四角い平面では足りなくなり、その四角いお堂に縦長のお堂をもうひとつくっつけた形が撞木造なのです。やはり善光寺は民間信仰のお寺だけにこの造りになったのでしょうか。このお堂、ご覧になるときは正面だけでなく側面・背面方向からも眺めてください、独特の造りです。他のお堂では見られない特徴が盛りだくさんです。大きさを感じるのであれば横から見るのがおすすめです。

次回はこのなぜ同じような形が甲斐にもあるのか?というところをお話いたします。

今日はこの辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。

 

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