賃貸ビル・マンション建築・修繕 小河原建設の非木造事業
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2013.06.15
yoshihiko

東北の被災地を訪ねて

 3・11の震災後始めて津波被害が甚大であった仙台地区、石巻、南三陸、気仙沼、陸前高田を訪れてきました。

各地共膨大なガレキは既に集積され処分は進んでいるがかつて住宅地であったところは未だ家が土台ごと流されたままで、雑草が生い茂り原っぱと化している様が年月を感じさせます。

新たに建立された観音様や修復された神社、所々に復元されたお地蔵様に今も人々が祈りを捧げていました。

 復興は遅々として進んでいないように見えますが地元の建設会社の方々は堤防作りや除塩作業に精を出しておられました。

聞けば震災直後は絶望的な状況の中、懸命の道路のけい開作業(ガレキ等を除去し道路を復旧する作業)を行い自衛隊や消防隊の進入路を築き、その後は彼らと共にご遺体の搜索やガレキの分別、集積を行政の要請のもとボランティア同然で行ってきたが今ようやく正規の賃金をいただけるようになってきた。

「これから3年はかかるであろう復興業務が我々の果たすべき仕事である。」

と言われていました。

荒涼とした津波の被災地の風景を除けば、かの地の人々の日常はいつも通りに行われているように見えますが震災の傷跡は人々の心に深く残っています。

未だに狭く不自由な仮設の避難所暮らしをされている方も多勢いらっしゃる。

同じ日本人として同情と早期の復興を願わずにはいられません。

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