2018.06.17
staff
日曜の朝に
おはようございます。設計担当の高橋です。
涼しい日が続いています。梅雨らしい空模様も続いています。今朝も曇天の空・・・ただし予報の割には雨が少ないのですが・・・水源地の方は雨降っているのでしょうか・・・気になるところです。
それでは今日は久しぶりに本題を
横浜市中区本牧にある三渓園の建物をご案内途中のままにしていました、今日はこの三渓園の中で私が一番好きな建物に行ってみましょう。
内苑にある「聴秋閣」という国指定重要文化財建造物です。この建物は有名ですのでご存知の方も多いのでは・・・建築家の中でも好きな日本建築物の高ランクに登場する有名な建築物なのです。まずはその姿を
いかがでしょうか?この非対称な心地良いバランス、柔らかいのですが凛としたたたずまい。
2層の楼閣風の日本建築には珍しい系統の建物、もとは元和9年(1623)京都二条城内に建築され以後点々と移築されここ三渓園に来たという建物なのです。この手の軽妙な茶室系の建物はその時代のお金持ちの間を転々と移築されていくものが多くこの聴秋閣もその例のひとつなのです。ただのお金持ちではなく文化財を守る・受け継いでゆくという気概もあったのでは・・・と三渓園を見ると感じてきます。お金は有効に使いたいものだ・・・と
など言っている間に、そこそこ字数が来てまいりました。
この聴秋閣のお話、詳しいことは次回に・・・ということで、今日はこの辺で失礼します。よい日曜日をお過ごしください。