2017.06.18
staff
日曜の朝に
おはようございます。設計担当の高橋です。
梅雨に入りましたが、雨の少ない今年の梅雨ですが・・・天気に工程を左右される業種のひとつであります建築業。
今日あたりから、今週は雨がちな天気予報いよいよ梅雨らしくなるのでしょうか・・・・天気、気になります。恵みの雨は必要ですが、住まいづくりの工程も大事ですので・・・・
それでは本題に参りましょう。埼玉県ときがわ町にある慈光寺開山塔のお話の続きを・・・この開山塔以前のお題からの宝塔・宝塔の話の続きでもあります。先週の写真をご覧いただいた通り宝塔様式の開山塔です。まずは図面がありますのでご覧ください。
左の断面図を見ていただくと宝塔の下に描かれているように骨壺がおかれていましたこの開山塔はお墓なのです。この慈光寺の創設者のお墓です。元々仏塔はお釈迦様のお墓なので、下にお骨があるのは当然のことといえます。
日本の古建築図面を見て思うことは屋根が図面と実際の見え方とかなり違うのですが、いかかでしょうか、この開山塔も右側の立面図を見ると屋根・立ちが急な感じがしませんか、実際の形を良くしようとすると図面ではプロポーションのおかしい見慣れない建物になるということになるのです。そのような屋根の話、機会があれば触れてみたいと思います。
今日はこの辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。