2017.03.27
yoshihiko
『家のつくりは省エネを旨とすべし』―後編―
皆様いかがお過ごしでしょうか?
前号では「魔法瓶のような家づくり」についてと省エネ住宅は健康と密接に結びついているというお話をいたしました。
今回は求められる取り組みについてお話いたします。
最近は高断熱・高気密住宅に取り組む工務店やハウスメーカーも増えてはいますがまだまだ試行錯誤といった段階であり、また一年中快適で光熱費のかからない省エネ健康住宅とするためには断熱・気密だけではなく太陽光や風といった自然のエネルギーの活用(パッシブデザイン)も欠かせません。2020年に予定される省エネ住宅の標準化に向け、名実ともの「省エネ健康住宅」とするために現時点で足りていない取組としては「窓と屋根の断熱性能を更に高める」、「風の流れを把握し最適な窓配置とする」、「夏場の窓からの日射遮蔽、冬場の日射取得を図る」、「基礎回りの気密性の向上」などがあげられます。
設計だけではなくコストにも関わることばかりですが、住宅の寿命の長命化を考えるに永く住めば住むほど光熱費が割安になり、快適な住環境であれば疾患になるリスクも減らせ健康でいられること、そして地球環境にも優しいことを思えば今から積極的に取り組んでいかなければいけません。
弊社でも今年の6月頃に杉並区の成田東で上記を充たした木造2階建ての「ネットゼロエネルギー住宅」(ZEH )をオープンさせ、一年間モデルハウスとして省エネ等のデータを取得・検証する予定です。見学会なども随時開催していきますのでご興味のある方はどうぞお越しになってください。
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