2025.04.29
staff
日曜の朝に
おはようございます。
東京中野区の工務店:小河原建設 住宅事業部設計担当の高橋です。
中一日の登場です・・・番外編のようなものでしょうか・・・
今日は「昭和の日」ということで自分も休日なので・・・
まだ今月の「暮らしのコラム」やっていない!ということで本日は「暮らしのコラム」ということでは始めます。
今まで面積の話をしてきましたが、次の展開からは間取りの話へと考えています。
その前に面積と間取りにもかかわる北側:高度斜線の話を・・・
住宅設計となると第1種低層住居専用地域での計画も多いのですが、この地域は10m以下の建物建ぺい率も40%~60%、容積率も80%~150%と敷地の空地を取り、階数も3階までということで制約があります。
その中では高度斜線は厳しい制限のひとつではないでしょうか、それがこちら

2025.4.29第1種低層住居専用地域の第1種高度斜線
この第1種高度斜線、北側に寄せると2階の天井高さが十分に取れません、頭に当たる低さになります。
2階の天井高さを確保するには建物の配置を北側隣地境界線より離すとか、1階の階高を低くする、建物を掘り込み地盤面からの高さを低くするなどの工夫が必要になります。
これが間取りにもかかわってくるのです。
低くて良い空間、住まいの中にはあります。
いろんな兼ね合いを考えながら間取りは検討されていくのです。
また、この図を見ていただけるように、第1種高度斜線は北側の隣地建物に対しては好条件をもたらしてくれます。
2階は隣地に近くても十分採光が得られるという点です。ということで1件の住まいで見るのと、街並みで見るのと双方のバランスが必要とも言えます。
と言うことで今日はこの辺で失礼いたします。
それではよい休日をお過ごしください。