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2023.01.22
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土佐和紙

小河原建設 住宅事業部の石田です。

今回の「暮らしのコラム」では、土佐和紙のご紹介をさせて頂きます。

土佐和紙とは和紙の壁紙でして、伝統的な紙漉き技術で製造され、自然素材を原料としております。

紙ならではの独特の風合いを楽しむことができます。

歴史も古く、「土佐和紙の黄金期」は江戸末期というお話しもあります。

又、住まいにとって次のようなメリットがあります。

1.調湿効果がある…湿気を吸放出する作用があります。夏は涼しく、冬は暖かく感じられます。

2.調光、吸音効果がある…光と音を分散・乱反射させるので、光や耳障りを柔らかく感じ取ることができます。

3.有害物質ゼロ…自然の植物を原料としているので、身体に害がありません。

4.リフォームしやすい…剥がすことなく、そのまま重ね張りができ、厚みも2倍になることで調湿性、保温性も高くなります。

なかなか魅力的な特徴ですね。

原料の自然素材が気になります。主な素材をご紹介いたします。

まず 楮(こうぞ クワ科)です。 繊維が長くて太く、丈夫な紙ができます。

次に 三椏(みつまた ジンチョウゲ科)。繊維が細く艶があり、滑らかで光沢があります。

西陣織の金糸、銀糸や一万円札にも使われているそうです。

そして 雁皮(がんぴ ジンチョウゲ科)。繊維が最も細く粘りがあり、栽培が難しく、

山地で自生しているものを使用しているそうです。

最後にケナフ(アオイ科)。二酸化炭素を大量に吸収するので、環境改善作物として注目されております。

このような植物が原料の壁紙に包まれると、心にも身体にも良さそうな感じがします。

こちらの壁紙は、調湿性や収縮性が高いことから約1~2cmの重ね貼りを基本としております。

お手入れ方法としては、塗れた布で軽く叩くようにして一度汚れを浮かし、時間をおいた後、

乾いた布で拭きとります。

時間がたつほどに風合いが良くなります。それはいろいろなものを吸収することから起こるそうです。

ゆっくりと変化していく工程を楽しむのも面白いですね!

弊社のモデルハウスにも、この和紙を採用しております。ぜひ見にいらして下さい(^^♪

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