2015.09.07
staff
タイトル無し
こんにちは、住宅事業部の滝澤です。
読書の秋、ということで、こんな本を読んでみたいと
思いました。「古代エジプト 死者からの声」大城道則著
その内容は、
数万年前に絶滅したネアンデルタール人がすでに死者に
花を添えて埋葬していた。
人類はまた、死者を葬る習慣を身につける中で、死後の
世界を「発見し」、そこに思いはせてきた。
メソポタミアと並ぶ最古の文字文化を発達させた古代
エジプトである。王墓のピラミッドの死者は、ミイラ
として保存され、死者の書が残された。
ピラミッドがナイル川の西岸に築かれた理由、
死者がミイラとして保存されたことの意味、
ナイル川は此岸と彼岸を隔てる結界として観念され、
ミイラは死後もなお存在し続ける死者のカー「生命力」
とバー「霊魂」の戻る場所であったという。
本書は古代エジプトの埋葬法や他界観に、日本の民俗
も含め、人類に広く共通する普遍的な習俗や観念を
読み取れそうです。