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2022.12.10
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カーボンニュートラル

こんにちは。中野区の工務店、小河原建設の谷内です。

世界的にカーボンニュートラルに向かう動きがある中で、日本も2050年カーボンニュートラル目標が掲げられ、そこに向けての動きが活発になってきました。

 

地球温暖化防止のため、私達 建築業界でもCO2吸収作用の高い木材を使用した建物を建てて行こういう法改正の流れが強くおしだされています。

 

今まで木造の建物というと、住宅が一般的でしたが、2010年に『公共建築物等における木材利用の促進に関する法律』が定められ、低層の建物は『木造化』、中高層の建築は『木質化』する法律も出てきております。都市部では燃えない建物を建てるため、鉄骨造やRC造が選ばれることも多かったわけですが、これからはさまざまな建築に木が多様されることが増えてくることになると思います。

 

 

  • 住宅・建築物における木材利用には次の3つの意義

①森林による二酸化炭素の吸収作用の保全と強化

②二酸化炭素の排出と抑制等

③山村その他の地域経済の活性化

 

※都市(まち)の木造化推進法(脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木造の利用の促進に関する法律)§3基本理念より

 

  • 上記の意義等を踏まえ、建物の木材利用促進に係る次の法律が近年改正

・都市(まち)の木造化推進法(R3年度改正)

 →法律の対象が公共建築物から建築物一般に拡大

・建築物省エネ法及び建築基準方(R4年度改正)

 →木材利用促進のために防耐火規制を合理化

 

ただ、木材をただ使うだけではなく、森林の木を『伐って、使って、植える』という森林の若返りをすることでCO2の吸収作用の保全と強化ができるとの事なので、今まで海外の輸入材に頼っていたものを、これからは地域材の活用を積極的に行っていくことが重要課題となってきます。

 

いずれにしてもこれからは、木造の巾が広がってきますので、都市部での木造建築がみられることも増えてくると思います。

 

以上、住宅事業部 谷内でした。

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