賃貸ビル・マンション建築・修繕 小河原建設の非木造事業
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2022.06.25
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「居心地の良さ」とは

今年も、先月末から今月初めにかけて夏日が続き、まるで梅雨入り前に夏が来たような天候がここ2,3年続いていますが、皆様はお変わりございませんでしょうか。

 

懸案のコロナ禍ですが、3月21日にまん延防止等重点措置が解除されて以降、人出で賑わった5月の連休や6月1日からの外国人の入国制限緩和などにより、感染のぶり返しが予想されていました。

 

この原稿を書いている6月10日時点では、東京都の感染者数は緩やかに減少を続けており、社会・経済も段階的に日常生活を取り戻しつつあるように感じられます。このまま収束してくれれば良いのですが、この災厄で、暮しも仕事の仕方も変わってしまったように感じます。

 

特に我々の住宅産業界に関わることで言えば、「家に居ることが多くなり、家のあり様が変わってきている」という変化です。コロナ前と変わり、会社や飲み屋さんなどにいる時間が少なくなった分、家に長く居るようになったので、家に対して安全性は無論、居心地の良さや仕事も出来、趣味などを楽しめる場を求める人が増えているようです。家に仕事や趣味の場を求めるのは今に始まったことではありませんが、「あれば良いな」が「必須」となってきたということだと思います。

 

「居心地の良さ」というのは主観的な感性に関わることであり、十人十色、規格住宅ではなく注文住宅でなければ出来ないことです。「住む人」は自分が求める暮らしのイメージや要望を「つくる人」に伝え、「つくる人」はそれを受けとめ、専門家として最善の案を提案する、そのやり取りを繰り返すことにより「住む人」が居心地の良いと思える家が出来上がっていきます。

 

この先、デジタル化が進み、家のつくり方がどのように変わっていっても、家は社会生活を営む拠点であり、日々の暮らしの場であることに変わりはありません。家に居て心地よさや自分らしさが感じられることは大事なことであり、それが家をつくる真の価値だと思います。

 

私ごとですが、この度自費出版で「家づくりの要諦」―10年経って建てて良かったと思える家を―という本を書きました。住宅・建設業を生業として40数年、私の簡単な経歴とこれまで培った住宅への思いを綴りました。90数ページの短い本ですが、ご興味のある方はご連絡を頂けたら送らせていただきます。もちろん無料です。(笑)

 


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