2018.11.05
staff
大工が減って家建たず?
11月に入り2018年も残り少なくなって参りました。
月末頃から忘年会なども始まり、いよいよ今年もカウントダウン。
気がつけばお正月なんてことになりそうですが、皆様お元気のことと拝察いたします。
少子高齢化の影響か、新卒にせよ中途入社にせよ人材の採用難には悩まされる昨今ですが、我々家づくりに携わる者にとって更に頭の痛い問題があります。
「大工が大幅に減り、住宅の需要に対応できなくなる。」という野村総合研究所の予測です。
長期的に減少傾向にある大工人数は85年には81万人でしたが15年には35万人まで減少。
うち、約4割が60才以上であり、30年には21万人まで減少すると予測しています。
近い将来家づくりの主役である大工の減少ペースが住宅着工戸数の減少ペースを上回る見通しで、「大工がいないので家が建てられない」という時代が来るとも予測しています。
つまり、これからは今までのやり方ではなく、現場での工数の削減や熟練工の技術に頼らない建材や設備の採用といった人手不足問題に対する解決策を見いだしていかなければいけません。
棟梁と呼ばれた昔の大工は自ら監督業務も行い現場を納めていました。
監督も大工も出来る現代の棟梁が求められるところです。
今月から新たに事業年度(50期)が始まっております。
変化の激しい時代ですが工務店の責任と使命を一層自覚してものづくりに励んで参りますので今期もよろしくお願いいたします。
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