2022.06.14
staff
根付
こんにちは
住宅事業部の木内です。
梅雨入りも発表され雨が続く季節がやってきましたね。
屋外での予定が立てにくいので国立博物館に行ってみました。
久々に行って思ったのですが、企画展で訪れたことは幾度かあるものの
しっかりと常設展を見た記憶がなく、半沢直樹でみる階段だ!とはしゃいでしまいました。
そんな中私が気になったのは根付 高松宮コレクションでした。
他の展示室に比べ小さく目立たない会場であり、人も少ないのでゆっくりとみることができます。
そもそも根付とは和装の際に小物を帯などに引っ掛けるのに使う留め具で、
ツゲや黒檀、象牙などで作られているものが多く動物や果物などをかたどったり細工が施されたいます。
洋装が一般化し本来の用途で使われることが少なくなった近代でもデザイン性の高いものは
コレクション品としての価値を生み出しているのです。
近代以降の根付の蒐集家であった高円宮殿下のコレクション50点を展示しているのが今回の展示です。
手のひらサイズの作品の中に施された様々な技巧とデザイン性、また作品名もユニークでなかなかに見ごたえがありました。
さらりとスルーしてしまいそうな展示室ですが、国立博物館に行かれた際には覗いてみると面白いですよ
狸