ピースとハイライト
おはようございます。
住宅事業部の木内です。
一段と寒さの増す今日この頃ですね。
芸術の秋と言う事なの偶然なのかは定かでは無いですが、最近気になる展覧会が多くちょこちょこと足を延ばしている次第です。
行こう行こうと思っているうちに開催期間が終わってしまっていることもしばしばなのですが、コロナ禍の昨今、入場も予約制なことが多く会場の前で立ち尽くすことが減ったのはせめてもの救いかと思います。
ただそういうところで出会った展覧会もなかなかに趣があるというのはまた次回のお話。
今は予約制と言う事もあり入場制限がなされゆったりと見れることもメリットのひとつなのではないでしょうか。
そんな中でまだ会期の続いている展覧会をひとつご紹介出来たらなと思います。
初台駅の近く東京オペラシティアートギャラリーで12月19日まで(いそいで!)開催中の和田誠展です。
和田誠と言えば、という書き出しが難しいほど多種多様な仕事をこなしている和田誠ですが皆さんはどのワードでピント来るでしょうか?
星新一の表紙、ハイライトのデザイン、週刊文春の表紙、マザーグース、様々な似顔絵、平野レミの旦那、上野樹里の義理の父etc.
会場の入り口に設けられたパネルですがこのタッチで思い浮かぶ人も多いかもしれませんね。
会場は年代順に和田誠の仕事の変遷が展示してあり写真撮影等も自由になっています。
学生の頃からコンペ等で様々な企画に参加した和田誠ですが驚くのはその量。
一年間でどんだけイラスト描いてんだよというのが素直な感想でした。
またその幅も広く絵本風のタッチからhi–liteのデザインまで手掛けています。
初期のデザインかっこいいですよね。
現在は警告文を面積の50パーセント入れなければならないので縦横の比率も違いますし、光をイメージしたというアスタリスクのようなマークも消えてしまっていて残念なところ。
自由の火は消えないPeaceがある限り
これはPeaceの販促用のイラストのタイトルですがグッと来ましたね。
谷川俊太郎や星新一からも内容に近すぎず遠すぎずいい挿絵を描くと評判が高かったのも頷けます。
この時代のお酒とたばこの広告は力とお金とセンスがふんだんに注がれていてかっこいいんですよ。
たばこの話が多い突っ込みはおいておいて他にも似顔絵や絵本、漫画など様々あるのでお気に入りの作品に出合えると思います。
展示数は多いですが会場自体はそこまで広くなく新宿からも近いので少し空いた時間など足を運んでみて気軽に楽しめる展示ではないでしょうか。
芸術に抵抗のある方でも広告やイラストがメインなのでおすすめです。若かりし頃の平野レミの写真もありますよ!
それではまた。