2018新年度を迎えて

今年は春の訪れが早く桜の開花も早足で過ぎ去り温かくなってきていますが、まだ4月というのに初夏のように暑く感じられる日もあります。

爽やかな春が年々短くなっていくようで気になるところですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。4月は入社シーズンですね

弊社にも3人の新卒の乙女が加わりフレッシュな風が吹いています。

いずれ皆様にもお会いするかと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

さて、住宅・不動産業界では18年度の4月から「タワーマンションの固定資産税の改正」、「安心R 住宅制度」、「インスペクション(建物状況調査)制度」が始まっています。

このうち安心R 住宅とインスペクションは今年のスマイルニュース1月号でも記しましたように、中古住宅の流通を増やすための政府肝いりの施策であり、社会問題となっている「増え続ける空き家」対策でもあります。

なぜ空き家が増え続けているのか。

根本要因は少子高齢化であり地方の過疎化、働き手不足なども同じ根っこです。

日本は既に世界にも例のない少子高齢化時代に入っており、この先経験したことのない人口減少が続いていきます。

これまでの社会を根本的に考え直さなければならなくなってきていると思います。

「住宅すごろく」という言葉をご存じでしょうか。

振り出しは都会のアパート暮らし、次に結婚して賃貸マンションを経て分譲マンション購入。そしてマンションを転売して郊外に庭付き一戸建て住宅を手にしたところで上がり。

というのが住宅に於けるかつての一般的な消費者動向であり30代40代の一次取得者層が中心でしたが、最近では80代の親を持つ50代後半から60代の二次取得者層の動きが多くなっておりかつての消費者動向が様変わりしています。

「人生100年時代」を見据え自分の長い老後の暮らしをどのように思い描いていくのか決めていかなければいけません。

家づくりを担う我々もお客さまの多岐にわたるご相談に的確にお答えできるように建築だけではなく不動産や金融、税務にわたるチームづくりが求められています。

魅せる現場きれいコンテスト

春らしさが日に日に感じられるこの頃ですが、暖かくなるにつれ毎日の花粉の飛散量が気になるところです。 皆様はいかがお過ごしでしょうか。

弊社のホームページのトップページをご覧いただきますと「きれい」という文字が2ヶ所出てきす。

「空気のきれいな家」と「東京一きれいな現場」です。

前者は弊社の注文住宅の標準仕様である「いやしろの住まい」という抗酸化工法を用いた健康増進住宅のことであり、後者はその空気のきれいな家をつくる現場を「どの会社の現場よりもきれいにしよう」という意思表示を示しているものですが、その「現場のきれいさを競うコンテスト」でうれしい賞を戴くことが出来ました。

弊社も加盟している全国の問題意識の高い工務店の会である住宅産業塾(以下、塾)主催の「魅せる現場コンテスト2017」での最優秀賞です。

2013年の第1回目から参加し今回5回目のチャレンジで戴けた最優秀賞、かつてお世辞にもキレイと言えなかった現場を経験してきた私にとって感慨深いものがあります。

審査対象は現場のきれいさだけではなく、安全面はもちろん職人さんのマナーやお施主様、近隣の方々の評価・評判なども含まれ、塾のモットーである「現場が展示場」の実践が口先だけではなく、どの位出来ているのか評価されるものでもあります。

大手のハウスメーカーさんのように多大な経費をかけて立派な展示場を持てない我々工務店にとって、現場は住まいづくりの最前線でありその会社の姿勢や価値感がありのままに現れるところです。

そこを展示場としてお客さまや近隣の方々にも見て戴き、こ紹介やご依頼に繋げていきたいという思いでもあります。

今回の賞を励みとして「空気のきれいな家」を「東京一きれいな現場」でつくり続けていきます。

「インスペクション」と「安心R住宅」

1月はあっという間に過ぎ、2月になりました。

今年の経済を占う株式市場の大発会では大幅な高値で始まり、幸先のよいスタートでした。少子高齢化社会を迎えている日本経済がどのようになっていくのか気になるところです。

さて、今年の住宅不動産業界の動きで注目すべきことが二つあります。

「インスペクション」の義務化と「安心R住宅」の登場です。

ともに新築住宅に比べ少ない、既存住宅の売買取引を活性化させるための政府肝いりの施策であり、「インスペクション」とは建物状況調査のことで「不安」「汚い」「分からない」と云われる中古住宅の現況を専門家の調査により明確にすることで不安感を払拭し、中古住宅流通市場での取引を促すために行われるものであり、この4月から不動産の売買契約の際に行われる重要事項説明の一つに加えられます。

つまり4月からは「素性の分からない中古住宅を売ってはならない」、専門家が調査し「建物の現況を買主にキチンと伝えなければいけない」ということになります。

また「安心R 住宅」は中古住宅について 国が「この住宅は安心して住めますよ」というお墨付きを与えるもので、去年の夏から制度が始まり既に「安心R 住宅」を扱う事業者登録も行われています。

「安心R 住宅」が市場に登場し認知が進めば、従来はマンションに比べて動きの少なかった既存戸建て住宅の流通が大きく動く可能性も秘めています。

中古住宅市場の活性化はもはや時代の要請であり瑕疵保険の付保、ローンの適用そして上記の建物検査や国のお墨付き等々環境整備も整ってきました。

永らく新築偏重であった住宅市場が大きく変わろうとしています。

住宅は「建て替えるもの」から「世代を越えて住み継いでいくもの」という価値観の転換が始まっています。

東京に大雪が降ったり寒い毎日が続いておりますが、皆さん風邪等引かないようにくれぐれもご注意ください。

戌(いぬ)年ってどんな年

皆様,明けましておめでとうございます。

今年も、何卒、よろしくお願いいたします。

皆様はどのようにお正月を過ごされましたでしょうか?

さて、今年の干支は戊戌(つちのえいぬ)にあたります。今年はどのような年なのか気になるところですね。

「戊」は鉞(まさかり)に似た武器の象形文字で草冠の付いた「茂」と同様「茂る」「繁栄する」の意味を持ちます。

植物が繁茂しすぎると風通しや日当たりが悪くなり枯れてしまう様に、物事が繁栄し繁雑化するに従い様々な問題が発生し、思い切った剪定(整理)が必要になることがあります。

こうしたことから戊年は「変化して無駄を省き簡素化に努める年」と言えます。

「戌」も茂るを意味し、真ん中の「一」は陽気を表し収穫された穀物や野花などの豊かさを内包していますが、繁茂成熟した樹々は日当たりや風通しが悪くなるため、戌削(じゅっさく)といって不要な枝葉を切り払い、樹木の生気を取り戻す必要があります。

戌には「削る」「裁つ」という意味も含まれています。

以上から戊戌(つちのえいぬ)に当たる2018年は

「成熟した物事から余分なものを取り除き思い切った整理をして簡素に徹する年」と言えそうです。

 

 

小河原建設10大ニュース!

秋といえばみのりの秋、おいしいものを美味しく食べられるというのはありがたいことですね。

皆様はいかがお過ごしでしょうか。

10月は弊社の決算月であり1年の締めとなります。そこでこの一年間(昨年11月1日~今年10月31日)の締めとして敬彦が選ぶ「小河原建設10大ニュース」をお届けします。

成田東モデルハウスオーブン

谷内主任第一子誕生

4月から新卒3人入社

④来年新入社員3人内定 

設計ニューフェース入社

⑥NPO ケアリフォーム研究会に加入

リフォームのホームページ刷新

フェースブックやインスタグラムの開始

本性ビル外装リフレッシュ

年間無事故、無災害達成

これも一重に皆様方のご支援ご協力があるからこそと心得ております。

11月から始まる来期49期も社員一同皆様方のお役に立てるよう一生懸命仕事に精を出して参りますのでどうぞよろしくお願いいたします。     感謝

快適な温度と湿度の目安とは(後編)

朝夕の虫の音が秋の深まりを感じさせる此の頃ですが皆様お元気のことと拝察いたします。

前号では一般的に使われている湿度とは空気中の水蒸気量を飽和水蒸気量で割った相対湿度(%)であると話しましたが、相対湿度に対して「空気1㎏あたりに何g の水蒸気が含まれるのか」を表すのが絶対湿度であり(g /㎏)で表されます。前号で質問した空気の重さ(約1.0~1.2㎏/立方メートル)が絶対湿度を理解するのに役に立つのではないかと思います。

-絶対湿度の目安-

ここで東京の月別の絶対湿度と相対湿度を図1で見てみましょう。

ふつう冬に喉の粘膜が乾かないようにするためには空気中の水分量(絶対湿度)は7g /㎏は欲しいところです。

逆に夏では12~13g/㎏ を超えると蒸し暑さを感じるようになります。

よって絶対湿度表から11月から4月までは加湿が必要な時期、6月から9月は除湿が必要な時期であるということがわかります。

相対湿度表と見比べても感覚としては掴み易いと思うのですがいかがでしょうか。

しかし一般的な湿度計には相対湿度しか表示されないので皆さん湿度といえば相対湿度となってしまっているわけです。

-快適な温湿度範囲-

ここで温度、相対湿度、絶対湿度により夏及び冬の健康で快適な温湿度範囲を示すと図2のようになります。

冬快適な室温は20度~24度くらいで喉の乾燥を防ぎウイルス感染しにくくするためには空気中の水分量は7g/ ㎏ 以上は必要です。

とはいっても湿度60%を超えるとカビやダニが発生しやすくなってくるので冬場は赤で塗りつぶした範囲。

夏の快適な室温は25度~28度くらいでカビやダニの観点から湿度は60%以下、蒸し暑いのも困るので空気中の水分量は13g /㎏は切りたいところです。

よって夏場の快適範囲は青で塗りつぶした範囲となります。

図2

図2

 

-まとめ-

絶対湿度の方が湿度による快不快の実感が掴み易いのではと思いますが家庭に絶対湿度計はないので、目安としては「冬は20度かつ相対湿度50%以上、夏は28度かつ相対湿度60%以下が健康で快適な温湿度範囲である」ということを覚えておいてください。

参考にして頂ければ何よりです。

 

快適な温度と湿度の目安とは?!

梅雨明けしてからが梅雨らしいようなはっきりしない天気が続いていましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。

先月の22日(土)には恒例の夏のお客さま感謝デイを開催いたしました。私は晴れ男を自負しておりますが、今回もお天気に恵まれ大勢の方に来ていただき嬉しい限りです。

暑いなかお越しくださったお客さまには誌面をお借りしてお礼申し上げます。

最近、夏が年々暑くなってきているのを感じています。日本の夏の蒸し暑さも加わり私など夏を越すのが一苦労といった感じですが、同じ温度であっても湿度が違うと体感も違ってきます。

そこで今号と次号では暑い夏や寒い冬を快適に過ごす為のお部屋の温度や湿度の目安についてお話しをさせていただきます。

-空気の基本について-

まず質問です。

1辺1m の立方体の空気の重さはいくらでしょうか?

「えっ、空気に重さがあるの?」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

答えは約1.0㎏~1.2㎏です。

幅があるのは温度によって重さが異なり、低いほど重く高いほど軽くなるからです。

驚かれた方も多いのではと思いますが、水と比べると腑に落ちやすく、同じ体積の水は1トン(1000㎏)です。ですからだいたい水の1/1000ぐらいの重さかと思えば理解しやすいと思います。

温度によって重さが変わるからこそ暖気は部屋の天井に冷気は床にたまってしまうという訳です。

-相対湿度と絶対湿度-

ここで昔習った「飽和水蒸気量」ということばを思い出してみてください。

水はある一定量までは水蒸気として空気中に存在することができます。

この量は温度が高くなるほど多く含むことができ、この一定量のことを飽和水蒸気量(g )といいます。図〇

『今日は湿度が高いので蒸し暑いね』など一般的に使われている湿度は空気中に存在する水分量をこの飽和水蒸気量で割ったものであり相対湿度と呼ばれ、パーセント(%)で表されます。市販されている温湿度計などに表示される湿度はこの相対湿度を表しています。

そろそろ誌面が尽きてきたようです。この続きは次号にて。

中古住宅市場の環境整備

皆さん、こんにちは。

梅雨明けしていないにもかかわらず、暑い暑い真夏のような天気が続いていますね。いきなり熱中症などにかからないようにお互いに気をつけましょう!

さて、今年の夏からは国が中古住宅に対してお墨付きを与える「安心R 住宅」という制度も 始まります。「不安」「汚い」「分からない」といった中古住宅の負のイメージを払拭し、不動産市場での流通を促すためのものであり、これなどは空き家予防策の一つといってもよいでしょう。中古住宅市場の活性化は時代の要請であり建物検査、瑕疵保険の付保、ローンの適用、上記の国のお墨付き等々環境整備も進んできています。

-空き家発生の抑制-  建物の長命化や昨今の供給過剰ぎみのアパート・マンション建築などは将来の空き家増加要因であり、一部のマンションではスラム化などが顕在化しています。最初から空き家にするために建てられた建物などはなく、時の経過と様々な事情で空き家となっていく訳ですが、その意味では現在人が住んでいる建物も将来の空き家予備軍であるともいえます。故にこれ以上空き家を増やさないためにも中古住宅市場を活性化させ流通を促すのは効果的です。

 

空き家ビジネスの育成 その2

皆さん、こんにちは。

最近は夏のように暑くなったり、涼しくなったり、気温差が大きいですから、体調にはくれぐれもお気をつけください。

さて前回から空き家についての話をさせていただいていますが、今回はその問題と対策です。空き家の増加は地域の防災・防犯力の低下、生活環境・景観の悪化などにつながる社会問題であり国はこれまでに空き家の利活用を促す様々な施策を打ち出してきています。

主なものでは

①2015年5月施行の「空き家対策の推進に関する特別措置法」。これにより16年10月までに全国107の市区町村が空き家等対策計画を策定済

②19年末までに相続人が空き家を売却した場合、譲渡所得から3000万円を特別控除する

③17年度に「全国版空き家・空き地バンク」を構築し、空き家を流通させる不動産団体を支援

④空き家を高齢者、子育て世帯、低額所得者、障害者、被災者などの住宅の確保に配慮を要する方々の入居を拒まない賃貸住宅として登録すれば改修工事に補助金がでる「住宅セーフティネット制度」の立ち上げ(年内)

などがあり対策メニューは揃ってきてはいますが空き家増加の流れは続いています。

次回は中古住宅市場についてお話させていただきます。

空き家ビジネスの育成 その1

薫風爽やかな季節となっています。

皆様お変わりございませんでしょうか。

ここのところ散歩などをしていると工事現場をよく見かけます。

景気の良さが感じられる一方、都心の住宅街なのに住んでいる人の気配が感じられないような建物も散見されます。今号では以前から気にはなっていた「空き家」について考えてみたいと思います。

-空き家820万戸-

人口減少や過疎化、建物の老朽化などにより日本中で空き家は増え続けており総務省の調査によると2013年の空き家の総数は何と820万戸と20年間で1.8倍に増加し空き家率は13.5%と10件に1件強の割合となっています。某シンクタンクの予測では2023年に20%、33年には30%を超えると見られています。

次回は空き家の問題と対策についてです。お楽しみに!

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